北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

年賀状かSNSか?~ 混ざり合わない二つの関係性

2015-12-12 23:25:59 | Weblog

 

 今年も年賀状の季節となりました。

 年賀状も文面は毎年お約束のパターンができあがっていて、写真と文章を整えて、今の住所と勤め先をいれればそれで完成。

 今年の話題は、一月に二人目の孫が生まれたことと、私の稚内への転勤、そして9月に妻と言ったサハリン旅行の三つです。

 あとは今年のシンボリックな写真を一枚決めてそれを貼り付ければもう文面はできあがり。わずか30分ほどでできあがりました。

 宛名書きの方は、札幌の自宅に届いている喪中ハガキのリストを妻から送ってもらい、年賀状作成ソフトで喪中の欄にチェックボックスを入れるだけ。

 あとは宛名印刷のために「年賀状」という抽出モードを選択すれば、自動的に、「宛名を印刷する人」で、かつ「喪中の人は今年だけリストからはずす」という処理を年賀状ソフトがしてくれて、今年送るリストができあがります。

 印刷の際に、年賀状を出した人には「来年の年賀状」欄に「出した」という出力をしてもらうと、誰に出したかも記録として残ります。

 年賀状をもらった人には「来年の年賀状」欄に「受けた」という記録をつけて行けば、誰からもらったという記録もちゃんと残ります。

 私の場合これまでずっと同じソフトを使っているので、このデータベースを見れば、過去5年以上に亘って、誰に出して誰からもらったかをひと目で把握できます。

 もう二年以上、こちらから出したけれど送ってくれていない人はリストから外すようにして、整理をしてきています。

 この出受の記録を見ていると、出していないのに送ってくるものだからある年こちらから送ってみると、今度は向こうが送ってこない。

 翌年送らずにいたら向こうから送ってきた、というような履歴もあって、お互いに止めたいんだけれど止めきれないという葛藤が見え隠れして面白いものです。


        ◆ 


 この歳になると、年賀状を出すという古くからの関係の人はもう決まっています。新しい付き合いの人はフェイスブックなどのSNSを使って関係性を維持しています。

 そしてこれらは中には両方という人もいることはいるのですが、総じて総じて二種類の関係性がありこれらは違う層になっていて、どちらかに吸収されるということもなく、それぞれ独立に存在しています。

 この混ざり合わない二種類の関係性って、コミュニケーションツールの進化に伴って生まれた、「古い知り合い関係」と「新しい知り合い関係」と呼べるかもしれません。

 時代の境目には地層の様な境界線があるように見えて興味深いところがありますね。


        ◆    


 さて、この文面作成と印刷、宛名のチェックと宛名印刷は今日の午後に作業を始めて、約350枚を作るのに約4時間で終えることができました。

 あとは一筆を添える作業が残りますが、パソコンを使うことで実に効率的な作業ができ、しかも印刷ミスも一枚もありません。

 年賀状一枚を作るのでもいろいろと考えさせられることがあるものです。

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