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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

北大のノーベル賞

2011-12-16 23:45:27 | Weblog
 北大総長の佐伯先生が釧路で講演会をしてくださいました。

 講演そのものは聴けなかったのですが、夜の懇親会で久しぶりにお会いしておもてなしができました。

 佐伯先生は、私が雪氷輸送調査のときにお願いをした委員会の委員長で全体を取りまとめてくださった恩人です。

 北大総長ともなるとさぞお忙しかったりして大変だと思いますが、在任中に北大で研究をされた鈴木先生がノーベル賞を取られたというのは名誉なことです。


「北大からノーベル賞受賞者が出たことで、なにか大学は変わったと感じられますか?」
「ははは、いやそれほど変わりませんよ」

「しかし大学にとっては名誉なことですよね」
「まあ30年も前の業績に対してだからねえ。もう評価は確立していたんですよ」

「それでもなかなか受賞にまでは至らなかったわけですよね」
「はい、鈴木先生の研究分野では、実はノーベル賞に値する研究者が6人いたと聞きました。ところが同じ分野から受賞できるのは3人までと決まっています。それで誰にするかを決めかねていたのですが、そのうちに一人が亡くなり、二人目も亡くなられた…。実は今回受賞できなかった四人目も現在北大で研究を続けられている先生でしてね。あと一人が亡くなれば三人で決まったのですが、その先生が最後は残念なことになりました。本当は北大から二人のノーベル賞が出たのかもしれなかったので、それは残念でした」

 
 なんと、まだ後に優れた業績をお持ちの先生が控えていたとは。

 これからも世界に貢献できる母校であってほしいと思います。



   【北大旧理学部の博物館前にて】
コメント (1)
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