北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

採用評価項目「気迫はあるか」

2011-11-09 23:45:33 | Weblog
 今年も来春の職員採用試験の時期が来ました。

 ペーパー試験の教養試験と論文試験という一次試験をパスした採用志望者の皆さんを面接するというのは、釧路市の将来のために共に働く有望な若者を見つける楽しみと、しかしながら点数をつけて評価・選抜をするという、ある意味では辛い時間でもあります。

 釧路市の職員採用二次試験は、人事担当幹部による30分ほどの集団面接と、45分の集団討論を行う者で、採用担当者は同じ志望者の姿を二度見せてもらうことになります。

 集団面接だけでは分からない人間性が討論会と言う形を変えた場面では良く見えて、良いやり方だと思います。


 あまり深くは書けませんが、採点者が持つ評点シートの評価の視点のとある項目に「気迫はあるか」という記述があり、面白く思いました。

 気迫と言うのは自分の発言を大声で言えば良いというものではありません。志望者自身の内面から出てくる強い意志のようなものを感じろ、ということで、採点者にとっても大変な要求であるのです。


    ※     ※     ※     ※     ※


 さて、面接などは昨今模擬練習もさかんに行われているようで、面接会場でのふるまい方などは一定の練習を積めばある程度身につくものです。

 そのことには批判もあるかもしれませんが、練習を積み重ねることで結果として本人の人格に良い影響を与えるのだとすれば、それはそれで良いことだと言えるでしょう。

 もっともごく稀には、練習の有無など超えるように、内面からの誠実さが光るように表に出ているような人もいて、感心することがあります。

 まさに「内に誠あれば外に形る(大学)」というもので、こういう人は是非とも他には渡したくない、うちで採用したい、と思わせるような志望者です。


    ※     ※     ※     ※     ※




 人相の観方などはあまり深く信じない方が良いのではありますが、「南北相法」という書物には、人間には八相というのがあるとされていて、その直感的な見方が示されています。

 その中には、「貴人の相というのは、見た時に神仏の社堂に入るように思わせるものがある。こういうのを貴人の相という」とか、「福相というのは、見た時に心が温かくなるようで、まるで時が盛りの山野を楽しむような気がしてくるものだし、また自然で苦労がないようで、考えていることが豊かなものだ。こういう人を福相という。良く考えるべきであろう」と書かれています。

 ときどき鏡を見て、こんな人相になれるものか研究をしてみることにしましょうか。

 やっぱり笑顔が一番なんですがね。

 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする