北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

果報は寝て待て

2008-12-27 23:34:25 | Weblog
 昨日は北日本の日本海側は大荒れの天気。飛行機で帰省しようとしていた同僚は羽田空港で8時間もひたすら便を待っていたとのこと。さぞ大混乱だったことでしょう。

 そんな日の翌日の札幌帰省。飛行機の便の成り行きを心配しましたが、羽田を20分遅れで出発し、新千歳には30分遅れで無事到着しました。

 千歳空港の天候は風こそ強かったもののピーカンに近い晴天で一体どうなっているのやら。なんだか狐につままれたような感じです。

 空港からはJRに乗って札幌に向かったのですが、途中の南千歳駅に停車したところで車内放送があり、どうやらこの先の踏切でポイントの故障があったとのこと。「ただいま保線担当が現場に向かっております」ということで詳細は不明。乗客もこれくらいなら平静です。

 20分くらい経ったところで再び車内放送があり、今度は「現場の担当より、復旧には相当時間がかかりそうだ、という連絡がありました」ここでさすがに一部の乗客から「うーん」というどよめき。
「大変申し訳ございませんが、お急ぎの方は別の交通手段で移動されますようお願い申し上げます。なお、南千歳駅前には○○分に札幌駅行きの高速バスが止まります」

 この連絡で私の乗った車両の50~60人くらいいたお客さんのうち、数名を残して皆慌てて電車から降りて改札へと向かいました。

 私のほうは、どうせ慌てて帰っても仕方がないので本など読みながら電車に留まっていたのですが、放送からわずか数分後に「現場からただいま復旧が終わり、前の電車から順に走行を開始したとの連絡が入りました」

 まださきほど降りたお客さんたちはバスに乗ったか乗らないか、くらいの時間です。電車とバスでは電車の方がはるかに早いので、これは乗っていて正解。

 放送から5分後には電車が動き出し、札幌駅には1時間遅れで到着をしました。それがバスより速かったであろう事は言うまでもありません。

  *    *    *    *    *

 よく急いでいるときほど道路の渋滞にあったりしてイライラするものですが、こういうときには焦った方が負け。

 どうせ抜け道を走ったところで、結局目的に着くときは同じくらいになることの方が多いものです。

 慌てているとその分危険性も増すわけで、焦るときほど落ち着けというのはどうやら鉄則のようです。まさに「果報は寝て待て」でした。

 なんとか無事に大雪の札幌にたどり着きました。明日からは大掃除です。 
コメント
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