北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

経営者の道

2008-05-03 23:20:37 | Weblog
 久々に我が家で身内を招いてのホームパーティ。親の誕生日や子供たちの就職、進学祝いなど、諸々をまとめてネタにしての食事会です。

 参加してくれた弟は、会計事務所で中小企業の税務相談を受けたり経営アドバイスをしています。

「最近の中小企業の経営状況はどうだい?」
「一進一退だけど、経営者によって二極化がはっきり出ているよね」

「二極化って?」
「同じ業種の企業でも経営者の手腕や考え方、従業員教育なんかの差で、儲かっているところといつまでも赤字の企業とに分かれるって事だよ」

「従業員の力に差があるとか」
「従業員はどこでも、いかに楽をして給料をもらうか、ということを考えているんだと僕は思うね。そういう社員たちをいかにやる気にさせて成熟した市場の中から自分の会社を使ってもらうか、ということに経営者の能力が如実に出るんだよ」

「そういえば、友達のS君は東京で会社を興して頑張っているんだよね」
 S君というのは弟の高校の同級生で、東京で防火機材を販売する会社を興して業績をどんどん伸ばしている面白い男。弟も東京まで出かけて税務アドバイスをするなど、今でも仲が良い親友なのです。

「Sを見ていると、初めて会った人でもすぐに仲良くなって好かれるんだよね。あれは人間力が大きいんだと思うよ」
「なるほど、確かにあいつは大物の風があるね」

「結局は社長になるのには免許がないってことだよ。誰でもなれるんだけど、なったときに会社を上手に操縦できる技を持っているという保証はないのさ。まあ『じゃあおまえなら出来るのか』と言われても、自分じゃ無理だと思うけどね」

 経営学に関する本がたくさん出ている道理です。

 経済状況もマクロで見るのではなく、個別企業の能力が問われる時代のようです。
コメント
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