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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

【番外編】六中観とは

2007-03-11 20:43:50 | 古典から
 五悪を検索してたどり着いた、という方からコメントをいただきました。
 
 「五悪」もそうですが、ある事柄を幾つかの言葉を集めて説明すると簡潔明瞭になるものです。今回は『六中観(「りくちゅうかん」と読む)』のご紹介です。

【六中観】
 安岡正篤先生の「一日一言」という本にも紹介されていたのが、六中観(りくちゅうかん)です。

 曰く、
  忙中閑有り (忙中につかんだものこそ本当の閑である)
  苦中楽有り (苦中に掴んだ楽こそ本当の楽である)
  死中活有り (身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ)

  壷(こ)中天有り (自分だけの内面世界はどこでもつくれる)
  意中人有り (心中に尊敬する人、相ゆるす人物をもつ)
  腹中書有り (心身を養い、経綸に役立つ学問をする)
 
 前半の三つは、いろいろな逆境の中にあって絶望しないあり方を示し、後半の三つは、精神的な空虚に陥らないための修養のあり方を示してくれています。

 「忙中閑あり」くらいはよく知られていますが、その他はいかがでしょうか。東洋哲学は知れば知るほどその知識が血になり肉体と同化してゆくものです。
 
 こういう一節は暗記と言うよりも心に染み入らせてしまって、常日頃からの自分自身の生き方を省みる指針にしたいものですね。
 

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自分の生い立ち

2007-03-11 19:16:17 | Weblog
 まだまだ寒い日が続いています。氷割り・雪割りをしてもなかなか融けません。
 体調を崩しがちなので注意しなくては。

【初めて知る生い立ち】
 今日は両親の金婚式のお祝い昼食会を兄弟家族とともに開催しました。

 子どもの世代の家族が集まって、両親が50年前に結婚した頃の苦労話やら笑い話を聞きながらお昼を一緒に食べました。

「そういえば、僕は室蘭生まれだけど、どうして室蘭で生まれたんだっけ?」と私。
「それは、実家の爺ちゃんと婆ちゃんが当時は室蘭に住んでいたから、里帰りでおまえを生んだのさ」と母。

「そうかぁ、で、その時はどこに住んでいたんだっけ?」
「札幌の東苗穂さ、刑務所に行く途中のね。でも今はすっかり変わってしまって、どの辺りなのかは分からないなあ」と父。

 へ!? そうだったんですか。生まれが室蘭ということは言われていたものの、生まれてから最初に住んでいたのが東苗穂とはこの年になって初めて知りました。

 いろいろと当時の話を聞くと、東苗穂に住んでいたのは生後1年までで、その後に南郷地区に移ったのだそう。ときどき聞かされていた地名ではあるものの、時系列でじっくりと聞いたことがなかったなあ。

 それにしても、ついこの間苗穂地区の皆さんを前にして大友堀について語ったばかりだったのに、なんと私自身がそこに住んでいたとは驚きです。

 昔はビデオなどもなくて写真も少なく、自分の生い立ちのこともしっかり聞いておかないと分からないものですね。

 転勤族の故郷ってどこなのかな。

 故郷と思ったところが故郷なのかもしれませんが。
コメント (1)
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