日本武道館、2025年1月20日19時。
星組トップスターとして圧巻のパフォーマンスで宝塚歌劇を牽引してきた礼真琴が、アーティストたちの夢の舞台として数々の歴史的名ライブが行われてきた日本武道館で開催するコンサート。
総合演出・ステージ制作/大田高彰(インターグルーヴプロダクションズ)、構成・演出/竹田悠一郎、作曲・編曲/太田健、玉麻尚一、Teje、編曲/手島恭子、振付/若央りさ、AYAKO、大村俊介、KAORIalive。100分。
ちえちゃんのコンサート以来の武道館だった気がしますが、ありがたくもご縁をいただいて出かけてきました。てかアリーナ席、てか凸の形に出たエプロンステージに近い、右手前方ブロックにちえねね始め星バウチームがごっそり現れ、振り返れば隣のブロックの後方にあみちゃんやだいやなど花月下級生チームがごっそりいるという、とんでもないお席での観劇となりました…まあアリーナはフラットだし千鳥にもなっていないので、観にくいと言えば観にくかったのですが、前半のJーPOPコーナーはスタンディングでしたし、座ってからも基本的にはやや見上げる形でステージや映像を見ていたので、首はやや痛くなりましたが視界は良かったです。良すぎて結局目がうろうろしたり、スターがあちこち散って歌い踊るのでこちらもあちこち観ちゃって疲れる、という贅沢な悩みはありましたが…複数回観られればもう少しおちついて味わえたのでしょうが、それこそ贅沢な望みでしたよね。チケット、全然なかったですもんね…でもこっちゃんは「埋まらなかったらどうしよう」みたいなことを心配していたと言うんだから、トップスターというのも気苦労なものです。
ご卒業後はドームクラスでコンサートをしたらいいのではないかしらん? 梅芸さん、押さえてあります??(笑)最近のスターさんは卒業後一発目はまず梅芸主催でコンサート、というのが定番の流れですが、梅芸のメインホールと国際フォーラム程度じゃファンは入りきらないと思いますよ。せっかくこれだけの大きなハコで映える素敵な構成、演出を手がけるスタッフとご縁が出来たのですから、これからも生かしていくといいと思うんですよね。
そう、本当に構成と演出が良くて、宝塚のコンサートもやっとここまでお洒落になったか、という感慨が大きかったですよね…謎コントがなかったのもいいし。いわゆるジャニーズマンションとかの使い方といい映像といい、変なストレスがなくてとても良かったです。
オリジナルの主題歌二曲に続いての前半は本当に振りきって最近のJ-POPにしたようなので、こっちゃんのカバーアルバムは一応ちゃんと買って聴いたのですがもちろん私の耳には素通り…プログラムには曲名の記載しかなかったので記録のためにもツイッターで拾った情報を以下書いておきますが、この日の日替わりコーナーはナオト・インティライミの「タカラモノ」だったそうでした。続けてHIPPYの「君に捧げる応援歌」、Da-iCE(なんなんだこの表記は、なんて読むんだ)の「CITRUS」、Goose houseの「オトノナルホウヘ→」、トロッコに乗ってサイン入りボールを投げながらAdo「私は最強」、緑黄色社会「花になって」、King Gnu「Stardom」、10-FEET「第ゼロ感」、いきものがかり「ブルーバード」、95期3人でドリカムの「何度でも」、こっちゃんとありちゃんでコブクロの「流星」、そしてリトグリの「ECHO」だったそうです。他に、プログラムに記載がなかったけれどWANIMAの「やってみよう」があったそうです。ワケわかってなくてすみません…
そのあとは宝塚コーナー、というかこっちゃんトップ時代の作品コーナーになって、男役さんがこっちゃんのお役のお衣装を着てこっちゃんとデュエットし、娘役さんはショーのプロローグのお衣装を着て華やかに踊る…というコンセプトが秀逸すぎました。なのでここもいちいちプログラムに記載して欲しかったな…男役さんは新公主演した子、とか子役をやっていた子、とかいろいろいわれがあるようで、私はわかるものもそうでないものもありましたが、なかなかにエモでした。相手にメロディを歌わせて、ガンガンハモるこっちゃんがまたよかった! ショーのお衣装もやはりすぐわかるものが多くて、懐かしくて楽しかったです。ジャガビ、十兵衛先生、王家、眩耀、RRR、ロクモ、めぐ会い、赤黒、ロミジュリにディミトリ、1789に記憶、BIG FISH…最後後は退団公演の『阿修羅城の瞳』に向けて進んでいく…というような感じで、ここに『VIOLETOPIA』の「孤独」を持ってきたんだったかな? ニクいですね…!
そのあとがヴィランズ・コーナーだったかな? 『オーム・シャンティ・オーム』の「バラ色の人生」、『エル・アルコン』の「宿命」、私が生で観られなかった全ツ『モンテ・クリスト伯』の「私から憎しみを奪うな」(娘役ポジションでこっちゃんにまとわりついてうっとり踊る天飛くん、卑怯!)、都優奈サマの圧巻の「お前のほしいもの」(『BIG FISH』より。ちょ、著作権は大丈夫なの??)を挟んで『ディミトリ』の「仕える王は私が選ぶ」をもちろんありちゃんで、からの『スカピン』(さあいつどの組で再演します?)の「マダム・ギロチン」、『エリザベート』の「最後のダンス」に再度スカピンの「栄光の日々」を全員で…鳥肌ものでしたね。「This is me」はここにあったんでしたっけ…?
そこからはオーソドックスな宝塚ふうのブルーの変わり燕尾のお衣装になって、回替わりで「君の願いが世界を輝かす」と「Soranji」、そして「あなたがいることで」。『龍星』の「星を継ぐ者」があったのはここかな? 今はキキちゃんに抜かれてしまったかと思いますが、当時最長二番手期を務めていたトウコさんに当て書きされた曲ですよね。ちえちゃんもベニーも歌ってきました。正直、ものすごくいい曲かとか難しい曲かというとそんなこともない気もしますが、なんせタイトルがエモいし、こっちゃんもずっと大事にしてきて、やっと自分に歌うことを許したんだそうです。「礼」の一字をもらった憧れのちえちゃんの前で、歌えてよかったねえぇ…!というようなことの方に感動してしまいました。
そしてオリジナルの「souls」、というセットリストだったようです。
やはり武道館全体が恐ろしいサバトの場になってしまったような「マダム・ギロチン」がものすごかったですね…! 例によって私は買わなかったのですが、公式グッズのブレスレット型ライトは色や点灯タイミングの制御をスタッフ側がするものだったようで、ここがすべて真っ赤になったり「孤独」ではライトオフになったり、そういうのもとても良きでした。
ひっとんがMSでこっちゃんとのデュエットを歌わなかったように、お芝居のヒロイン役を誰かにやらせなかったのがとてもよかったですね。私は見つけられなかったのですが、最前列どセンター席にひっとんもいた回だったそうです。ラジオ番組か何かで、芸能活動もしないことはないかもしれないけれどとりあえず栄養学の勉強をするつもりだと語っていたそうで、しばらくは学生さんになるのかな? そういう進路もとても素晴らしいと思います。でもこのときばかりは、元相手役、かつ最大最高のファンとして、とても楽しく懐かしくせつなくなったのではないかしらん…など思いはせました。
あとは私はひたすら菜乃たんをガン見していましたよ…トートダンサーみたいだったとことか、めっちゃよかった! ガンガン踊って、跳ね回って、髪型もくるくる変えてて、ぴゃーっと明るいひまわりみたいな黄色が似合って…可愛かったです!!!
でもありちゃんのマジdeアイドル感もホントやばかったですね…! 長めの髪でセンター分け、卑怯…!! 次代の星組も盤石なことでしょう。
メモリアルな公演を生で観劇できて、よかったです。カテコで紹介されて、アリーナ席最後方のPA卓みたいなところでコンサートタオルをブン回していた竹田先生もサイコーでした(笑)。
次に武道館公演をやれるようなスターが現れるのは、いつになるのでしょうね…それを楽しみにしつつ、見続けていきたいと思っています。
星組トップスターとして圧巻のパフォーマンスで宝塚歌劇を牽引してきた礼真琴が、アーティストたちの夢の舞台として数々の歴史的名ライブが行われてきた日本武道館で開催するコンサート。
総合演出・ステージ制作/大田高彰(インターグルーヴプロダクションズ)、構成・演出/竹田悠一郎、作曲・編曲/太田健、玉麻尚一、Teje、編曲/手島恭子、振付/若央りさ、AYAKO、大村俊介、KAORIalive。100分。
ちえちゃんのコンサート以来の武道館だった気がしますが、ありがたくもご縁をいただいて出かけてきました。てかアリーナ席、てか凸の形に出たエプロンステージに近い、右手前方ブロックにちえねね始め星バウチームがごっそり現れ、振り返れば隣のブロックの後方にあみちゃんやだいやなど花月下級生チームがごっそりいるという、とんでもないお席での観劇となりました…まあアリーナはフラットだし千鳥にもなっていないので、観にくいと言えば観にくかったのですが、前半のJーPOPコーナーはスタンディングでしたし、座ってからも基本的にはやや見上げる形でステージや映像を見ていたので、首はやや痛くなりましたが視界は良かったです。良すぎて結局目がうろうろしたり、スターがあちこち散って歌い踊るのでこちらもあちこち観ちゃって疲れる、という贅沢な悩みはありましたが…複数回観られればもう少しおちついて味わえたのでしょうが、それこそ贅沢な望みでしたよね。チケット、全然なかったですもんね…でもこっちゃんは「埋まらなかったらどうしよう」みたいなことを心配していたと言うんだから、トップスターというのも気苦労なものです。
ご卒業後はドームクラスでコンサートをしたらいいのではないかしらん? 梅芸さん、押さえてあります??(笑)最近のスターさんは卒業後一発目はまず梅芸主催でコンサート、というのが定番の流れですが、梅芸のメインホールと国際フォーラム程度じゃファンは入りきらないと思いますよ。せっかくこれだけの大きなハコで映える素敵な構成、演出を手がけるスタッフとご縁が出来たのですから、これからも生かしていくといいと思うんですよね。
そう、本当に構成と演出が良くて、宝塚のコンサートもやっとここまでお洒落になったか、という感慨が大きかったですよね…謎コントがなかったのもいいし。いわゆるジャニーズマンションとかの使い方といい映像といい、変なストレスがなくてとても良かったです。
オリジナルの主題歌二曲に続いての前半は本当に振りきって最近のJ-POPにしたようなので、こっちゃんのカバーアルバムは一応ちゃんと買って聴いたのですがもちろん私の耳には素通り…プログラムには曲名の記載しかなかったので記録のためにもツイッターで拾った情報を以下書いておきますが、この日の日替わりコーナーはナオト・インティライミの「タカラモノ」だったそうでした。続けてHIPPYの「君に捧げる応援歌」、Da-iCE(なんなんだこの表記は、なんて読むんだ)の「CITRUS」、Goose houseの「オトノナルホウヘ→」、トロッコに乗ってサイン入りボールを投げながらAdo「私は最強」、緑黄色社会「花になって」、King Gnu「Stardom」、10-FEET「第ゼロ感」、いきものがかり「ブルーバード」、95期3人でドリカムの「何度でも」、こっちゃんとありちゃんでコブクロの「流星」、そしてリトグリの「ECHO」だったそうです。他に、プログラムに記載がなかったけれどWANIMAの「やってみよう」があったそうです。ワケわかってなくてすみません…
そのあとは宝塚コーナー、というかこっちゃんトップ時代の作品コーナーになって、男役さんがこっちゃんのお役のお衣装を着てこっちゃんとデュエットし、娘役さんはショーのプロローグのお衣装を着て華やかに踊る…というコンセプトが秀逸すぎました。なのでここもいちいちプログラムに記載して欲しかったな…男役さんは新公主演した子、とか子役をやっていた子、とかいろいろいわれがあるようで、私はわかるものもそうでないものもありましたが、なかなかにエモでした。相手にメロディを歌わせて、ガンガンハモるこっちゃんがまたよかった! ショーのお衣装もやはりすぐわかるものが多くて、懐かしくて楽しかったです。ジャガビ、十兵衛先生、王家、眩耀、RRR、ロクモ、めぐ会い、赤黒、ロミジュリにディミトリ、1789に記憶、BIG FISH…最後後は退団公演の『阿修羅城の瞳』に向けて進んでいく…というような感じで、ここに『VIOLETOPIA』の「孤独」を持ってきたんだったかな? ニクいですね…!
そのあとがヴィランズ・コーナーだったかな? 『オーム・シャンティ・オーム』の「バラ色の人生」、『エル・アルコン』の「宿命」、私が生で観られなかった全ツ『モンテ・クリスト伯』の「私から憎しみを奪うな」(娘役ポジションでこっちゃんにまとわりついてうっとり踊る天飛くん、卑怯!)、都優奈サマの圧巻の「お前のほしいもの」(『BIG FISH』より。ちょ、著作権は大丈夫なの??)を挟んで『ディミトリ』の「仕える王は私が選ぶ」をもちろんありちゃんで、からの『スカピン』(さあいつどの組で再演します?)の「マダム・ギロチン」、『エリザベート』の「最後のダンス」に再度スカピンの「栄光の日々」を全員で…鳥肌ものでしたね。「This is me」はここにあったんでしたっけ…?
そこからはオーソドックスな宝塚ふうのブルーの変わり燕尾のお衣装になって、回替わりで「君の願いが世界を輝かす」と「Soranji」、そして「あなたがいることで」。『龍星』の「星を継ぐ者」があったのはここかな? 今はキキちゃんに抜かれてしまったかと思いますが、当時最長二番手期を務めていたトウコさんに当て書きされた曲ですよね。ちえちゃんもベニーも歌ってきました。正直、ものすごくいい曲かとか難しい曲かというとそんなこともない気もしますが、なんせタイトルがエモいし、こっちゃんもずっと大事にしてきて、やっと自分に歌うことを許したんだそうです。「礼」の一字をもらった憧れのちえちゃんの前で、歌えてよかったねえぇ…!というようなことの方に感動してしまいました。
そしてオリジナルの「souls」、というセットリストだったようです。
やはり武道館全体が恐ろしいサバトの場になってしまったような「マダム・ギロチン」がものすごかったですね…! 例によって私は買わなかったのですが、公式グッズのブレスレット型ライトは色や点灯タイミングの制御をスタッフ側がするものだったようで、ここがすべて真っ赤になったり「孤独」ではライトオフになったり、そういうのもとても良きでした。
ひっとんがMSでこっちゃんとのデュエットを歌わなかったように、お芝居のヒロイン役を誰かにやらせなかったのがとてもよかったですね。私は見つけられなかったのですが、最前列どセンター席にひっとんもいた回だったそうです。ラジオ番組か何かで、芸能活動もしないことはないかもしれないけれどとりあえず栄養学の勉強をするつもりだと語っていたそうで、しばらくは学生さんになるのかな? そういう進路もとても素晴らしいと思います。でもこのときばかりは、元相手役、かつ最大最高のファンとして、とても楽しく懐かしくせつなくなったのではないかしらん…など思いはせました。
あとは私はひたすら菜乃たんをガン見していましたよ…トートダンサーみたいだったとことか、めっちゃよかった! ガンガン踊って、跳ね回って、髪型もくるくる変えてて、ぴゃーっと明るいひまわりみたいな黄色が似合って…可愛かったです!!!
でもありちゃんのマジdeアイドル感もホントやばかったですね…! 長めの髪でセンター分け、卑怯…!! 次代の星組も盤石なことでしょう。
メモリアルな公演を生で観劇できて、よかったです。カテコで紹介されて、アリーナ席最後方のPA卓みたいなところでコンサートタオルをブン回していた竹田先生もサイコーでした(笑)。
次に武道館公演をやれるようなスターが現れるのは、いつになるのでしょうね…それを楽しみにしつつ、見続けていきたいと思っています。