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再びの巨木巡礼余話 4 臥竜の松

見る影もない臥竜の松



10月8日、「旭伝院の松」の次に「臥竜の松」を巡礼した。巨木ではないが、「旭伝院の松」と同じ町内で、距離もに近かったし、そのネーミングと焼津市の天然記念物という言葉に魅かれて、訪れて見た。場所は、焼津市保福島633の個人のお宅である。場所は旭伝院の北東600メートルほどの住宅地である。住所をカーナビにセットして進んだ。カーナビではすでにそばへ到着しているのだが、焼津市のHPで見た写真の場所が見当たらない。

一角を一廻りして見つからず、二回り目に小路の奥に、市で建てた 天然記念物表示の白柱が見えた。車を止めて入って行くと、それらしきブロック塀と、松が見えた。前が田んぼだったが、ブロック塀ぎりぎりまで、資材置き場になっていて、見えなかったのである。屋敷内に入って、玄関に声を掛けるも返事がない。玄関戸を引いて見たが明かなかった。留守かと、振り返って写真を一枚撮ってみたが、どれが臥竜の松なのか、荒れてしまって見る影もなかった。

庭から出る際に覗いてみた/何とか松の幹が見える

近所で庭木の剪定をしていた男性に、聞いてみたところ、「臥竜の松」と呼ばれて、焼津市の天然記念物になっていることすら知らず、息子さんが一人いたのだが、今は浜松の方へ住んでいて、休みに時々来ているようだがという。


帰りに資材置き場の透き間から覗いてみた

「臥竜の松」はネットでみると、同じような名前の松が10本ほどあった。何れも有名な庭園だったり、お寺だったりで、無名の個人宅はここだけだった。臥竜の松は天然記念物とはいっても、人間の手で松を矯正して形を作ったものである。維持していくには、継続的に剪定、矯正していかねばならない。お金もかかることで、親が亡くなれば、後代が維持するのは困難だと思う。

しかし、市の天然記念物となれば、市民を始め見に行きたくなるわけで、指定した以上は、年に一回ぐらい状況を確認して、天然記念物のままでよいのかどうか、検討する責任があると思う。見学者にがっかりさせるようでは、逆効果だと思う。

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午後、駿河古文書会に出席した。
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