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再びの巨木巡礼 94 若宮神社のスダジイ


掛川市逆川池下、若宮神社のスダジイ

12月22日、二本目の巨木は、若宮神社のスダジイである。

掛川市伊達方から国道1号線の南、逆川の隔てた向う側の道を、西へ1.5キロほど西へ進んだ左側に「鞍骨(くらほね)の池」がある。池の名前の由来によると、戦国時代、今川の武将、堀越陸奥守が、横地、勝間田の連合軍に敗れて討ち死にし、ここに埋められたことによるという。その池の十字路を直進するとすぐの角に、石垣の上の若宮神社と、その斜面にV字形に幹を伸ばしたシイノキの巨木がある。


しばらく見ない中に、幹が傷んできたように見える

昔の職場に近かったから、通るたびに見えたお馴染みの巨木であったが、しばらく見ない中に、随分傷んできたように思う。右側の幹は傷みが激しくて、5、6メートルあたりで、すっぱりと伐り詰められてしまった。「静岡県の巨木」には、幹周囲7メートル、樹高20メートルとあったが、樹高は15メートル足らず、幹も何やら細くなったように見える。もっとも、7メートルの幹回りといっても、2本の幹合わせて測ったものではあるから、幹1本で7メートルの巨木と比べれば、見劣りするのはやむを得ない。


神社側から見ると

初めて若宮神社に登って見た。こちらから見ると、V字形の幹に傷みがあるようには見えなかった。

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