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「雲渓庵日記」の解読 70


ネムノキに野鳩が六羽

夕方、大代川土手のネムノキに野鳩が6羽止まっていた。時々雨の曇天に、シルエットで見えた。電線にも3羽いて、この所、野鳩が目立つ。暗い内に野鳩が繰り返し鳴いているのもよく寝床にいて聞こえる。明けのカラスの鳴き声と合わせて、時々その声に目が覚める。

駿河古文書会のN会長から手紙を頂き、先日差上げた「面白古文書12月」の冒頭に一九の掛軸の解読について、添削をしていただいた。八ヶ所の指摘があって、いずれも成程と納得できるものであった。特に、「十返舎一九」を「十辺舎一九」と読み違えていたのは冷や汗ものであった。講座でもう一度取り上げて、皆んなで鑑賞し直してみようと思う。

磐田の岡部英一氏から夕方電話があった。いつも以上に元気な声に、自費出版三冊目の本が完成したとの話しで、気持ちが入っていたのだろうと思った。少し手違いはあったが、今月20日頃には本が店頭に並ぶという。さっそく2冊、郵送してくれるそうである。

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「雲渓庵日記」の解読を続ける。

     静岡縣士族人員
締めて、士族、壱万三千七百三十二人
この御扶持方、七万千三百四十五人扶持
この石、拾弐万八千四百二十一石

   内
     拾人扶持取        七拾弐人
     八人扶持取        弐百七拾弐人
     七人扶持取        五百五拾六人
     六人扶持取        三千五拾六人
     五人扶持取        七千三百四人
     四人扶持取        弐千八拾九人
     三人扶持取        三百拾壱人
   未九月            静岡縣

右金、拾六萬千八百五拾二両
その年役に俸金、合わせて、人数弐千百弐拾六人

   内
     奏任官          拾三人
     奏任出役         四人
     判任官          弐百四拾四人
     判任准官         百七拾四人
医外官吏、並び出仕附属、その外の者 千六百八拾九人

右の通りに候なり。
   未九月            静岡縣

戸長・副戸長へ
改正に付、一同職務差免候事。
但し、戸籍その外、戸長、副へ引き渡すべき事。
   壬申九月           静岡縣廰

右御書付、九月廿日、御渡し相成り候事。

(「雲渓庵日記」の解読つづく)

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