平成18年に60歳を迎える。六十と縦に書くと傘に鍋蓋(亠)を載せた形である。で、「かさぶた(六十)日録」
かさぶた日録
再びの巨木巡礼 64 須田神社のクスノキ 2本
島田市祇園町の須田神社、右手のクスノキは細い方
11月4日の三本目の巨木は、須田神社のクスノキである。島田の本通七丁目のすぐ北側、住宅地の中に祇園町があり、須田神社がある。
「静岡県の巨木」には、須田神社のクスノキが2本載っている。幹周囲5.4メートル、4.9メートルの2本である。2本とも御神木になっている。
幹周4.9メートルのクスノキ
4.9メートルの方は本殿右にあった。囲いも無いので、子供たちに踏み固められているのだろうか、根元の木肌が擦り切れたように滑らかである。今は子供も来ることは少ないのだろうが、かつては子供たちの遊び場で、よじ登ろうと張り付いた子供も数知れないはずである。
幹周5.4メートルのクスノキ(左)
5.4メートルのクスノキは、境内左手の境界の石積みを、跨いで成長しているように見える。石積みがクスノキの根元を貫いているとは考えにくいので、クスノキを挟んで境界線に石積みしたものが、今ではクスノキが石積みを抱き込んでしまったので、あたかも石積みを跨いでいるように見えるのであろう。古い写真を見るに、かつては左手に添うように人家が立っていて、窮屈そうであったが、今は建物は撤去されて更地になり、気持ちよく枝葉を伸ばしているようにみえた。
境界の石積みを跨いでいるように見える
「静岡県の巨木」では、細い方が、幹周囲4.9メートル、樹高20メートル。太い方が、幹周囲5.4メートル、樹高18メートルとなっている。
読書:「花の闇 隅田川御用帳 2」 藤原緋沙子 著
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )