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再びの巨木巡礼 60 鼻崎の大杉


藤枝市瀬戸ノ谷蔵田、鼻崎の大杉
鳥居は高根白山神社の登り口のもの、日の丸は秋祭りの飾り

10月29日、高根白山神社からバスで降りて来て、麓の蔵田の茶工場前で車から降りる。すぐそばに、この日3本目の巨木、「鼻崎の大杉」はあった。鳥居に交差した日の丸が晴れがましい。




平成8年5月18日「巨木巡礼」時の鼻崎の大杉 

「巨木巡礼」では、次のように記している。

鼻崎の大杉は馴染みの巨木である。そばの蔵田茶農協はまだフル稼働ではないのか、荷受けの様子が無かった。何本か大枝が切られているが、高さと枝の広がりのバランスが良い巨杉である。

また、2011年の年賀状にこの杉の写真を使った。そのことはこのブログの2011年1月1日で賀状写真とともに触れている。


鼻崎の大杉(静岡県の巨木153/№32)


ベンチが置かれ、人々が憩う広場に立つ

山中の急斜面に、誰の目にもふれずひっそりと立つ「高根神社の大杉」と比べて、「鼻崎の大杉」は村人に木陰を提供し、常に村人とともにあった杉である。

案内板によれば、目通り8.0メートル 、樹高27.5メートル、根回り14.5メートル、枝張り東西27.6メートル、南北26.5メートルとある。昭和36年3月28日、静岡県指定の天然記念物である。(数字はいずれも指定時のもの)

「静岡県の巨木」のデーターでは、幹周囲8.4メートル、樹高28メートルとある。これは昭和63年のデーターで、天然記念物指定時から27年後の数字である。現在はそれからさらに34年ほど経つから、幹周囲は9メートル近くなっているに違いない。
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