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班長会慰労会の席で

(庭の隅でレンギョウの花が咲いていた-
狭い所で毎年切り刻まれて自由に咲くことが出来ない)

一年間、うちの班の回り番の班長を勤めた。一年は大変だと思ったけれども、地方選挙もなく、祭り当番もなく、平穏に過ぎた1年であった。不満を言えば切りがないが、そんなところで納得してもらうより仕方がない。

東日本大震災でまるまる一年間、日本中大騒ぎであったけれども、その波が当班まで及ぶことも無く、島田市が引き受けた瓦礫焼却問題もほぼ片が付き、島田市は全国に名を上げた。それも当班とは無関係なことであった。防災には御近所も力を入れなくてはならないとは、つくづく感じさせられたが、海辺に近い地域ならともかく、それがすぐに行動になるほどのこともなかった。

とかく人間関係ほど難しいものはなく、当班でも色々あったが、そんな事は取り立てて言うことではなく、近所付き合いの中では多少なりともありがちなことで、早急に白黒付けても解決したことにはならない。さっぱりとお茶に濁して、次の班長さんに送ろう。

夜、班長会の慰労会があった。慰労会と言っても、班長への慰労金が出て、そこからいくがしか出して宴会を催したもので、慰労金プラス慰労会という訳ではない。

料理を前にして、自治会長の報告があった。毎月末の班長会では、自治会長からの報告の中に、市長の話という項目がある。班長会はどこかの会議と同じで議事録が出ないため、班長として班の皆さんに伝達するために、独自に議事録を作り、毎月回覧報告してきた。その最後に記録することになる、今回の市長の話は、新年度の予算に関わる話であった。

合併後に、旧金谷町が継子扱いされているという、旧金谷町民の思いを察してか、来年度はいよいよ金谷が中心の年になると発言があった。その理由として、予算を付けた事業を並べて説明があった。

1.金谷地区が取り残されている、光ファイバー事業へ1億円(補助金)。
2.金谷牧之原の「お茶の郷」の改修に3億円。
3.金谷の新堀川改修に4億円。
4.JR金谷駅全面改修に1/3の負担。国が1/3、JRが1/3をそれぞれ負担。靜岡空港へのアクセスは金谷駅からに変える。直行バス便を走らせる。
5.新東名開通に伴い、国道473号バイパスを空港入口から国1へ繋ぐ延長工事。
6.国1バイパスを4車線化して、新東名金谷インターとのアクセスをスムースにする工事。
7.瓦礫処理で風評被害が心配される茶業界に対して、1500万円出して、時期に新聞に大きく安全広告を出す。

この内、5と6は国交省の事業である。来年度、この内どこまで実現するのだろう。ウォッチして行きたい。

慰労会は2時間ほどで終わった。
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