わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

鼻瘤悪尉最終回

2009年03月15日 | 日記・エッセイ・コラム

Hanakobu12完成である。髭を付けた事による表情の違いは、あまり出ていないかも知れないが、一応こんな顔つきになると言うことで紹介する。

髭がなくても、鋭い眼光や歯をむき出した表情は見て取れるものの、やはり髭を付けた事による年老いた顔の変化は見えると思う。写真では見えないが、この髭はまだ長く、20cmもあるかも知れない。見本のコピーでは短いから、そのようにしても良いと思う。ただ、この髭の材料がもともと30cmもあり、それを切ってまで使うのも、もったいない気がした。それで、もともと長いあごひげの一部を5cmほど切って、口ひげとして作っている。だからあごひげそのものは材料よりは短いが、まだまだ図面よりはよっぽど長いだろう。

この「髭の材料」は、実は馬のしっぽだ。それを漂白して真っ白にしたものが売られている。それを買って老人の能面の頭髪や髭に使うのだ。だから、元々長いと言うことだ。で、それを使ったこれまでの作品に「翁」「三光尉」「嘘吹」「おおべしみ」がある。もちろん今作った鼻瘤悪尉もそうだが、それぞれを2個ぐらいづつ作っているから、計10個以上完成していることになる。それを壁に飾って毎日眺めて居るという生活は異様であり、一種の変人かも知れない。

まあ、それはそれで趣味だから良いとしよう。別にこれだけに没頭しているわけでもないし、陶芸や写真もやっている。もちろん地域の活動にも10数年参加しているし、ボランティアで市の委託も受けているから、適当に余暇を過ごしているともいえよう。

というあたりで、鼻瘤悪尉の作業はこれにて一件落着。





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