前回、空き缶の話をしたが、あれはあくまでも緊急避難的に使われている道具で、本物はこれだ。
素焼きの厚手のもので、いろいろな大きさがある。中心は下まで空洞だから花瓶やとっくりなどの首の付いているものを逆さまにして入れると具合がよい。これを使って、高台を削り出す・・・と言うことだ。名前は知らないが、あれ、それで通じたり、自分で使うものだから特に不便はないのだが・・・。
これも前に書いたもので、「かんな」である。大工が使うかんなとはまったく違うので、知らない人には説明のしようがない。
左側は曲線を削り出すもの。真ん中は普通に使われているもので、右側はその用途を混ぜて自作した「かんな」だ。前者の2個は市販のもので左側は作ったものだ。形によってたくさんの種類がある。
作りが簡単だから、自分が必要であれば、目的にあった道具も作ることが出来る。何と言っても粘土を削るだけだから、高度な道具な必要ない。で、のっかっている円盤が、手回しろくろと言うことになる。
素焼きが終わって、それらしくなった姿である。これは最初に紹介した花瓶のようなものではなく、「とっくり」のつもりで作ったものだ。とっくりだと言えばとっくりだし、一輪挿しと言えば一輪挿しになるという、あやふやな作品で、酒が2合ぐらい入る大きさなである。
これで毎晩晩酌したら、一升瓶はすぐに空になってしまうから、控えなければならない。が、自分の作ったものを使うのは気分がよいから、思わず「もう一本」などとお代わりなどするかも知れない。うーん、これは困ったぞ。
この後は釉薬がけと本焼きだ。うまくいけば今月中に完成する。(予定である)
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