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しばらくの間、今シーズンのコンサートやオペラ、それにその他いろいろなことを書いていたため昔話が途切れてしまいました。
前回の
の続きというか、スイス・ロマンド管弦楽団の後続の公演です。
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この年1991年11月にレニングラード国立歌劇場が初来日しました。
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1991年11月
13(水)ボリス・ゴドゥノフ 上野
14(木)ボリス・ゴドゥノフ 上野 ●
17(日)エフゲニー・オネーギン 上野 ●
18(月)エフゲニー・オネーギン 上野
21(木)エフゲニー・オネーギン 上野
23(土)ボリス・ゴドゥノフ 大阪
24(日)エフゲニー・オネーギン 大阪
26(火)エフゲニー・オネーギン 広島
27(水)ボリス・ゴドゥノフ 名古屋
28(木)エフゲニー・オネーギン 名古屋
30(土)エフゲニー・オネーギン 神奈川
1991年12月
2(月)ガラ・コンサート オーチャードホール
4(水)ホヴァンシチーナ 上野 ●
5(木)ホヴァンシチーナ 上野
6(金) ボリス・ゴドゥノフ 上野
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(●は河童潜入)
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14回公演とガラコンサートが1回。
ボリス5回
オネーギン7回
ホヴァンシチーナ2回
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初来日、長丁場の公演です。
当時のプログラムをみると、1991年10月1日にレニングラードはサンクトペテルブルクに変更になっています。ですが、日もなかったせいかこのままレニングラードで押し通すということでプログラムもそのまま。
レニングラードというと、響きそのものがなんとなく格調高い音楽文化を感じさせたりするのは、ムラヴィンスキーのレニングラード・フィルの印象が強いせいかもしれない。しかし時代は変わる。レニングラードがサンクトペテルブルクに変わることにより、既に亡くなっていたムラヴィンスキーではあったがこれで本当に過去、歴史上の人になってしまった。ムラヴィンスキーのレニングラード・フィルによるベートーヴェンの田園など強烈な印象は忘れられるものではないのだが。。
ということで横道にそれました。
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国立歌劇場の当時の芸術監督ガウダシンスキーによると、この歌劇場は実験的な方向性をもっており、ドラマ性に特徴のあるオペラハウスであると紹介している。まさか、ベルリン・コミーシェオーパのようなドラマチックな歌劇場ではないとは思うのだが。。
初来日、限りなくオーソドックスな演目をもってきたが、全て手ごたえ十分なものであり楽しみだ。
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続く。