河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

PC版に一覧等リンクあり。
OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

2743- プロコフィエフ、ロメジュリ、チャイコフスキー、ロココ、鳥羽咲音、ストラヴィンスキー、春の祭典、沼尻竜典、日フィル、2019.10.8

2019-10-08 23:24:30 | コンサート
2019年10月8日(火) 1:30-3:40pm サントリー

プロコフィエフ ロメオとジュリエット より
        決闘、少女ジュリエット、バルコニーの情景、愛の踊り 3-4-5+4

チャイコフスキー ロココの主題による変奏曲イ長調Op.33
 (フィッツェンハーゲン版)   19

チェロ、鳥羽咲音

(encore)
プロコフィエフ マーチ  2

Int

ストラヴィンスキー 春の祭典   15+17

(encore)
チャイコフスキー くるみ割り人形 より トレパーク    1

ナビゲーター、政井マヤ

沼尻竜典 指揮 日本フィルハーモニー交響楽団


日フィル&サントリーホール企画、とっておきアフタヌーン Vol.11
政井さんがナビゲーター。

沼尻さんのハルサイお目当てでうかがったが、結局のところ、2005年生まれ14歳の弾くチェロに首ったけになった。
チェロはこの日、大ホールデビューとなる14歳の鳥羽さん。遠目にはしぐさ含め大人な感じ。緩徐部分のピアニシモで創る陰と陽の色合いのコントラストが息をのむような美しさ。強弾きのフレーズは水滴のような切れ味。音が滴り落ちる。どぎつさ皆無のマーベラスなパフォーマンスで、辻本さんも弾きながらじっくりと見ているような具合でしたね。
鳥羽さんによって作品の一つの形を見たような大きな体験でした。フィッツェンハーゲン版による演奏。


ハルサイ。ロココを聴くまではこれお目当てでしたが、あの美演で気が抜けたというか、満足してしまった症候群、でした。
オーケストラの精度はいまひとつ。明るくて速めのルーチンワーク。沼尻も特にこの上を望んでる風もない。そのような演奏でしたが、指揮者の個性は音色や締まり具合に表れていたようです。
おわり