東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

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一般質問終了

2008年03月05日 | 東郷町議会

 東郷町議会3月定例会の一般質問の2日目の3番目、私の一般質問が終わりました。自分の一般質問に集中すべきを、すぐ前の中川議員への答弁で怒れてきて、頭に血が上って失敗しないかと心配でしたが、まあ無難に終れたかと思います。

 それにしても項目が多すぎて整理がつきにくかったのが反省点です。主な項目について報告します。テキトーなメモと記憶による走り書きなので、正確さは不十分ですが、速報なのでご容赦を。

私学助成への所得制限導入

 部長が「高額所得者にもばら撒くのはいかがなものか」という趣旨の発言をなさったので、「行きたい高校に行く権利を保障する制度なのに、ばらまきとはなんだ」(実際はもっときれいな言葉づかいです)とたしなめたら、反省の意を示してくれました。

 あくまで計画だと強調されていました。決定は対象者への交付決定がなされる10月ごろまでとのこと。計画撤回に向け、引き続き頑張る、と決意を新たにしました。

自分が持っている免許と違う教科を教えている状況があることについて

 小規模校ならではの悩みです。限られた教員定数のなかで、さまざまな教科の教員を確保する難しさがあります。教育委員会も望ましくないと考えているようで、このことについて県にも言っていく考えのようです。

事務事業見直しについて

 町長が施政方針演説で、方針を早い段階で明らかにしたことについて「情報が一人歩きし、…」などと反省していたので、「おいおい、方針を早めに出した今回の手法、まさかやめないよね」(私の心のつぶやき)という観点から質問しようと考えていましたが、昨日からの答弁を聞いていたらそんなことはなさそうで安心した上で、もっと充実させることを求めました。

 事務事業見直し方針のうち、事前に公表されたのは、有識者会議に諮られた12事業だけだったので、有識者会議に諮られなかったものも含め、全部明らかにするように求めました。

 なぜなら、事前に公表された12事業のうち、町民体育大会などは、いろんな方面からの意見によって、今年は継続されることになっていますが、公表されなかった例えば私学助成への所得制限導入については、町民が意見を言ういとまもなかったのですから。

 このことについては、時期や情報の質の問題はあるものの、可能な限りその方向で頑張る、といった答弁だったように記憶しています。

相談窓口について

 新たに労務士による労働相談窓口が開設されるようです。先に開設された多重債務相談窓口に加え、いろんな悩みに応じられる体制の充実に期待します。

消防広域化について

 県が示した素案(瀬戸市から豊明市までの細長い範囲)には不同意と回答したそうです。ただし、3月中に示される最終案を検討するテーブルには着く考えのよう。

 どうしてもテーブルにつかないとダメなの?と聞くと、別にペナルティーはないようですが、近くの市町とは、テーブルにつく約束をしているそうです。また、愛知中部水道企業団の範囲内(東郷町、日進市、三好町、長久手町、豊明市)までなら考えても良いとも。

 現在の尾三消防の範囲(東郷町、日進市、三好町)が最良と考えるんだったら、県が示す案が尾三消防より広がるというものならば検討することはないのに、と思います。

質問はかくありたい

 菱川議員(自民系無所属)が、町長の目玉政策の3歳未満第3子以降への児童手当1万円上乗せについて、根掘り葉掘り質問されました。今年4月2日以降に生まれた第3子以降の子は、3歳未満児保育料無料(県の制度)と町の児童手当上乗せの両方の恩恵にあずかれ、さらに3歳になった後も町独自の保育料無料制度の恩恵にもあずかることができます。一方、4月1日までに生まれた子は、県の3歳未満児保育料無料の恩恵しかありません。

 菱川さんは「この制度の不条理さが良く分かった」と述べました。

 このことは昨年12月議会での山田議員(自民系無所属)の一般質問への答弁で説明されたことですが、複雑で分かりにくかったので、さまざまに独自に解釈されていたようでした。しかし今日の菱川さんの粘っこい質問で、議場にいた人たちはみな、この複雑な制度の仕組みを理解できたようでした。

 分かりにくいもの(考え)を分かりやすくという観点から、良い質問だと思いました。

いろいろありました

 ある議員が自分の一般質問中の発言で「コーヒー券を配った」と、公職選挙法違反を犯した事を“告白”しました。法を犯したという自覚がまったくないまま発言したようです。

 本会議場で犯罪を告白された以上、議会が何もしないというわけには行きません。政治倫理審査会(東郷町議会政治倫理審査会要綱にもとづく会議)が開かれ、この問題への対処が話し合われる方向のようです。

 公職選挙法を守るべき議員として、自らの行為に真摯に向き合い、対処されるよう願う。

コメント
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