3月議会の民生委員会が無事終了しました。私は委員長なのでほとんど発言しないのですが、なぜかとても疲れます。議案への賛否を表明できないことから来る欲求不満があるからかもしれません。
民生委員会には問題議案が多いと思っていましたが、ふたを開ければ、いちばん最初に、第3子以降の3歳未満児に町独自の「子育て支援手当て」を支給(ただし今年4月2日の制度発足後に生まれた子だけが対象)する条例案に菱川議員(自民系無所属)と箕浦議員(公明党)が反対した他には、予算案などの全議案に全員が賛成でした。
個人的な話で、個々の議案への不満や町長の政治姿勢への疑問を語っていた議員が「賛成」という態度をとっているのを見ると、「いったいこの議員の判断基準は…」と思ってしまうのですが、賛否の判断基準はまさに個々の議員に固有のものなので、まあ仕方ないのでしょう。こういうのを見るのも疲れる原因かもしれませんが、こんなことでいちいちナーバスになる私はまだまだ未熟者ということかもしれません。
今日、議案への討論をしたのは菱川議員(子育て支援手当てを支給する条例案への反対討論と、一般会計当初予算案への賛成討論)と、民主党の橋本議員(子育て支援手当てを支給する条例案への賛成討論)。
菱川議員の子育て支援手当てへの反対理由は「制度の趣旨に反対するものではないが、不備があるので反対」、予算への賛成理由は「不満はあるがいろいろ頑張っているので賛成」。橋本議員の子育て支援手当てへの賛成理由は「制度の不備があるものの、一歩前進ということで賛成」。
同じことを同じように捉えていても、それが賛成理由になるのか反対理由になるのかは、個々の判断によりますが、いずれにせよ、自分の意思をはっきり表明して賛否の理由を明らかにしようという姿勢は、議員のあり方として評価されるべきだと思います。
とりあえず今からは、18日の議会最終日での委員長報告の作成に集中したいと思います。
それと、東郷町議会の去年の12月議会の会議録が町のホームページにアップされています。ぜひ、ご覧ください。