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書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

本日の「人民網日本語版」から2題

2009年07月09日 | 抜き書き
1.「専門家『「世界ウイグル会議」こそ新疆事件の首謀者』」14:51 Jul 08 2009、編集HT。 (部分)
 〈http://j.people.com.cn/94475/6696101.html

 新疆公安庁によると、民族分裂分子ラビア・カーディルを頭とする「世界ウイグル会議」は先ごろインターネットなど複数のルートを通じ扇動、「勇敢になるべきだ」「大事をするべきだ」と称した。事件発生前、大量のショートメールが送信され、烏魯木斉(ウルムチ)に向かいデモ集結を行うよう招集を掛けている。

 デモを行う事自体がすでに犯罪なのか、中国では。では「中華人民共和国憲法」第二章第三十五条(中华人民共和国公民有言论、出版、集会、结社、游行、示威的自由) は死文か。第一章第一条の「社会主义制度是中华人民共和国的根本制度。禁止任何组织或者个人破坏社会主义制度」とひっかけるのであれば、最初から暴動や破壊活動を目的として計画されたデモだったという証明が要るはずだが、すくなくともここにはない。

 警察側は既に国内の多くの電話が国際通話により今回の事件を遠隔操作されていたこと掌握しており、国外「東突」組織と国内が行った電話連絡の録音を入手済みである。

 一刻も早い公開を望む。これは皮肉ではなく。頭の悪い奴とはそんなにつきあえない。

2.「『世界ウイグル会議』とラビア・カーディル」15:05 Jul 08 2009、編集HT。 (部分)
 〈http://j.people.com.cn/94475/6696126.html

 中国社会科学院新疆発展研究センターの馬大正・主任によると、ラビアは出国後、「東突」分裂組織および西側反中国勢力と共に、「第2のダライ」となる過程を開始している。

 今回の一件で彼女を最終的に第二のダライ・ラマの地位へ押し上げたのは、中国政府じゃないのか。

Imperium Revividum (帝国の復興)②

2009年07月08日 | 抜き書き
Mark Mancall, China at the Center: 300 Years of Foreign Policy, The Free Press, New York, 1984. から。

 The old dynastic state had had a foregn policy, which is to say, a conceptual map of the world. The philosophical foundation for that map was a set of assumptions about the world and a range of possible actions in that world. The concepts and possible actions combined in a matrixlike structure through which the state perceived the outside world and interpreted the latter's actions toward it; through this matrix, or structure, the state acted upon the outside world and attempted to project imperial intentions on it.  ('Imperium Revividum', p. 337. 太字は引用者)

 What is more (worse?), the latest version of the Chinese Matrix has a false built-in assumption: "There is no problem resulting from ethnic or cultural differences. All problems are economic." Its so static and unflexible conceptual map is the very cause of lots of anomalies it sees within the system, like Uighurs, Tibetans, etc.

「在米中国系反日団体 日本の『残虐行為』への謝罪と賠償をなお要求」 から

2009年07月08日 | 抜き書き
▲「msn 産経ニュース」2009.6.29 18:26、【ワシントン=古森義久】 (部分)
 〈http://sankei.jp.msn.com/world/america/090629/amr0906291830008-n1.htm
 〈http://sankei.jp.msn.com/world/america/090629/amr0906291830008-n2.htm
 〈http://sankei.jp.msn.com/world/america/090629/amr0906291830008-n3.htm

 米国議会で2007年に日本を糾弾する慰安婦決議が採択された際、中心的役割を果たした在米中国系反日団体が新たに非中国系米人を会長に選び、第二次大戦での日本の残虐行為への謝罪と賠償をこれまでの講和条約での和解などを無視する形で、なお求めると宣言していることが明らかとなった。 (1/3)

 同連合会はこれまで創設者のイグナシアス・ディン(丁)氏や前会長のアイビー・リー(李)氏ら指導部はすべて中国系で占められていたが、スタネク氏は初めて非中国系の会長となった。だがディン氏はなお副会長を務め、同連合会の活動について対外的に公式発言をしているため、「中国系団体」の印象を薄めるために非中国系のスタネク氏を会長に起用したともみられる。 (3/3)

 彼らの活動が活発になったら本国でも何かが起こると心得べし。

「中国国家主席が新疆暴動で帰国、サミットは国務委員が出席=新華社」 から

2009年07月08日 | 抜き書き
▲「ロイター.co.jp」2009年 07月 8日 09:44 JST。 (部分)
 〈http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-21277120090708

 サミットはイタリア中部の都市ラクイラで、8─10日の日程で開催される。胡錦涛・国家主席は9日の会合に出席する予定だった。
 国家主席は5日にイタリアに到着し、7日にはフィレンツェを訪問した。

 時期的にこれを狙っていたのか、デモは? ウイグル人だけでなく、もしかしているかもしれない獅子身中の虫も?

いつもながらはじめに結論ありき②

2009年07月08日 | 抜き書き
▲「人民網日本語版」14:14 Jul 07 2009、編集NA「【論評】暴力犯罪を厳しく取締り、社会の安定を断固維持せよ」
 〈http://j1.peopledaily.com.cn/94474/6694949.html

 鉄の如き事実は、「7・5」事件が、自治区外の反動勢力が一手に画策したものであることを証明している。騒動を挑発し、暴力事件を起こし、分裂活動をし、われわれの発展を妨害するのがその目的である。

 どこに鉄の如き事実があるのか。この論説の筆者は、言い出した側に立証責任が生ずるという議論における初歩的なルール――というより、言い出しっぺが話の中身と締めくくりに責任を持てという、いわば人と人とのづきあい上の最低限のマナー――すら弁えない。強いてここに鉄の如き事実があるとすれば、この論説を書いた者とそれを通した編集部と中宣部が、主観と客観の区別のない前近代の心性の持ち主、現今の世界では頑迷愚昧の徒ということだ。

 これは民族問題でもなければ、宗教問題でもない。われわれの面前に置かれたのは、祖国の統一、民族の団結、社会の安定を守るための、尋常ならざる激烈な闘争なのである。 (太字は引用者)

 つまりこれ(太字の部分)が、最初から決まっている結論。まさに馬鹿の一つ覚え。

「『韓国が厳しい時、日本が最も遅く外貨融通』」 から

2009年07月08日 | 抜き書き
▲「中央日報 Joins.com」2009.07.07 08:07:20。(部分)
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=117575&servcode=A00§code=A10

 尹増鉉(ユン・ジュンヒョン)企画財政部長官は6日、日本有力経済紙である日本経済新聞とのインタビューでこのように指摘し、「世界第2位の経済大国なのに、日本は出し惜しみをしている気がする」と語った。

 隣国との適度の緊張状態は政権の求心力を強めるというマニュアル通りの作戦ではまさかあるまいが。この度の尹長官も、それから常日頃の中央日報も。

Imperium Revividum (帝国の復興)

2009年07月07日 | 抜き書き
Mark Mancall, China at the Center: 300 Years of Foreign Policy, The Free Press, New York, 1984. から。

 THE ESTABLISHMENT of the government of the Chinese People's Republic at Peking on October 1, 1949, in effect brought the Empire back into existence after the long chaos of the interrognum. The Chinese Communist state displayed all the characteristics of the Empire: a highly centralized, hierarchically organized bureaucracy with coherent view of the world; a socio-administrative structure into which all parts of the population fitted and which fitted all parts of the population; and an ideology that provided a basis for the conceptual unification of the entire society. The new Chinese state's ideology and vocabulary were not the same as those of the old dynastic state. But the structure and perceptions of relationships, the language, the imperative toward centralization and an ordering of the whole society, the primacy given to ideology--all those facets of a culture that change much more slowly than the events of history occur--once again found their natural refraction in the new Chinese Communist state. ('Imperium Revividum', p. 337. 太字は引用者)

 新中国ではなかったという説。

「Obituary: Robert McNamara」 から

2009年07月07日 | 抜き書き
▲「BBC NEWS」14:00 GMT, Monday, 6 July 2009 15:00 UK. (部分)
 〈http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/3740700.stm

 He worked with General Curtis LeMay on the firebombing of 67 Japanese cities that killed almost a million people, 100,000 on one night in wooden Tokyo.
 In The Fog of War, he agreed with LeMay's assertion that the pair "were behaving as war criminals" and would have been tried as such had their side lost.

「Vietnam war architect McNamara dies」 から

2009年07月07日 | 抜き書き
▲「Aljazeera.net」, Monday, July 06, 2009 18:01 Mecca time, 15:01 GMT, Agencies. (部分)
 〈http://english.aljazeera.net/news/americas/2009/07/200976125546794527.html

 "We of the Kennedy and Johnson administrations acted according to what we thought were the principles and traditions of our country," McNamara, then 78, told the Associated Press news agency in an interview in 1995.
 "But we were wrong. We were terribly wrong."

 自らの意志と判断で自分がまちがっていたと認め、さらにそう、臆することなく口にできた人。

剥がれる皮もない

2009年07月07日 | 思考の断片
▲「Searchina 中国情報局」2009/07/07(火) 09:03、「中国社会科学院『世界ウルムチ会議の化けの皮が剥がれた』」 (全)
 〈http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0707&f=national_0707_008.shtml

 中国社会科学院中国辺境歴史地理研究センターの許建英副研究員は6日、中国国際放送局記者の取材に対し、「新疆ウイグル自治区の首府(区都)ウルムチで5日夜に発生した暴動事件により、『世界ウルムチ会議』の掲げる『人権』や『平和』は、真っ赤な嘘であることが露呈した」と語った。
 許研究員は「2001 年の9・11テロ事件後、国際情勢の変化や中国の東トルキスタン・テロ勢力に対する取締りの強化にともない、中国内外の暴力テロ勢力の勢いは、ある程度弱まっていた。しかし、その一方で民族分裂分子のラビア・カーディルが率いる『世界ウイグル会議』は、『人権』と『平和』の旗印の下、国際社会の目を欺き、ウイグル自治区の独立を企んでいる」と語る。
 許研究員はまた、「ウルムチ暴動は、まさに『世界ウルムチ会議』の化けの皮を剥がした。中国内外の東トルキスタン・テロ勢力は新疆の安定と各民族の団結を前に焦りを感じ、今回の暴力的な手段に出たのである。実際に、ここ数年、新疆の経済発展は目覚しく、民族の団結や社会環境は、全体的に安定している。中国内外テロ勢力の分裂活動は、新疆ウイグル自治区における民族の団結と社会の安定・調和を揺るがすことはできない」と述べた。(情報提供:中国国際放送局)

 やはり中国社会科学院とは所詮は宦官や倡優の溜に過ぎぬか。