アゴラに掲載。
世の中では国家意識の欠如したガラパゴス左翼と「明治の国体」を復興しようとするアナクロ右翼が闘っているが、丸山は日本人のナショナル・アイデンティティの歪みを是正し、日本が国家として自立するためにどうすべきかを死ぬまで考えていた。その意味で彼は福沢諭吉と同じく、ナショナリストだったのだ。
立憲主義によれば、憲法は主権者たる国民がその幸福を最大化する制度だから、1000年続いた伝統でも悪い制度はやめるべきだ。
その意味では、天皇を廃止して共和制にすることも(論理的には)選択肢である。丸山眞男はそう考えていた。
世の中では国家意識の欠如したガラパゴス左翼と「明治の国体」を復興しようとするアナクロ右翼が闘っているが、丸山は日本人のナショナル・アイデンティティの歪みを是正し、日本が国家として自立するためにどうすべきかを死ぬまで考えていた。その意味で彼は福沢諭吉と同じく、ナショナリストだったのだ。
立憲主義によれば、憲法は主権者たる国民がその幸福を最大化する制度だから、1000年続いた伝統でも悪い制度はやめるべきだ。
その意味では、天皇を廃止して共和制にすることも(論理的には)選択肢である。丸山眞男はそう考えていた。