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書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

與那覇潤 『翻訳の政治学 近代東アジアの形成と日琉関係の変容』

2016年12月14日 | 哲学
 題名の“翻訳”は、一般の意味における翻訳ではなかった。少なくとも翻訳者の営みではなく、関わりもほとんどない。

 参考:「中国化」の正体は、挙証責任を他へ丸投げする翻訳主義だったというオチ(『翻訳の政治学 - 近代東アジア世界の形成と日琉関係の形成』) 『仕事の日記』

(岩波書店 2009年12月)

中原一博 『チベットの焼身抗議 太陽を取り戻すために』

2016年12月14日 | 地域研究
 出版社による紹介その他

 一言でいえばやはり、焼身行為は抗議ということになるのだろうか。だがこの中で紹介される個々の例を観ると、私個人としては、証言や遺書などに残された焼身者の事情や心理にもう少しの陰翳を感じるのだけれど、どうだろう。

(集広舎 2015年9月)