ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

黒澤明作品『影武者』を観る

2009年05月09日 | 映画・芸能
黒澤作品は、先に「七人の侍」を見たばかりですが、これも面白かった。

はりつけ寸前のところを信玄公に似ていると、命拾いしスカウトされた盗人。
武田信玄の影武者として、別な人生を歩むことになる。重罪人を再利用する
という発想は、ちょっと韓国映画「シルミド」も思い出した。

信玄の死は即座に伏せられて、主治医は口封じのためその場で消される。
それなのにこの盗人あがりの影武者は、お役御免になっても金を与えられ
追放されただけ。ちょっと変な気がした。

現代の「影武者」というと北朝鮮の金正日を連想します。
早稲田の重村教授は、早々と金正日の死亡とその影武者説を唱えています。
実際、要人には“おとり要員”として、さまざまな影武者が古今問わず存在
していることでしょう。
仲代達矢が好演でした
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