米ツイッター社(日本法人)は今月27日から、利用者の情報を通知のみで自動で収集をし始めたといいます。スマホなどの端末にインストールされているアプリから利用者の好みなどを分析して広告を表示するためとしていますが、それがプライバシー侵害の懸念をもたれるのはしごく当然だと思います。
ツイッターの国内利用者数は未公表。ただこれで誰がどんなアプリを使っているかは収集される。このことを事前に利用者に同意を問うことなく通知画面だけで開始(オン)となる。けっこう一方的な運用に感じますね。
“情報価格”は双方向、タダじゃない
つまりツイッターに限らずインターネットの世界は、なんでも無料と思ってはいけないということなのでしょう。検索一つで辞書、大事典のようにいろいろ調べられ便利、それもタダで・・と思ったら大間違い。
ネットにつないだ瞬間から、利用者は自分の情報を逆に無料で提供していると心しなければならないというわけです。検索した文字、閲覧した項目もしっかり情報として発信していますから。
今回、ツイッター社は自動収集を明らかにしただけでもマシな方かもしれません。スマホなどの情報が知らない間に外部に送信されている問題は多発しているという。中国企業「バイドゥ」製のスマホ用の日本語入力ソフトで入力した文字列が同社に送信されていたことが発覚している・・とも。(読売新聞11/28参照)
ツイッターの魅力も失せて
当方がツイッターのアカウントを取ったのが2010年1月。当時は、政権交代したばかりの鳩山総理(当時)もツイッターを始めたということもあり新政権と同じ様にツイッターへの期待も少なからずありました。
時間が経過し今、どう思うかと自分に問いますと、メールがあれば十分で特にツイッターの必要性は感じません。スピード感の求められない生活のせいかもしれませんが、SNSは何か一つアクティブに加入していれば、それで十分でしょう。
世の中に「つぶやきシローさん」がたくさんあふれても変わらない・・。まぼろしの政権交代のように(笑) そんな感じがしています。ツイッターさん、それではさようならです。
ツイッターで学んだいちばん大切なこと――共同創業者の「つぶやき」 | |
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