ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

五輪は毎回アテネで開催を

2020年04月01日 | スポーツ・健康
この状況で東京五輪は来年7月23日にと早々決めたという。発表がきょうエイプリルフールだったらお笑いだが、しごく本気のようで驚きあきれてしまった。

私は夏の酷暑の開催だけは反対だ。それも米スポンサーの意向におもねてというのが情けない。コロナウイルスの影響で延期するのは良いとしても、また酷暑に開くと懲りもせず言いだし決めてしまうという感覚が理解できない。

IOCも大会組織委員会もダメだ。
開催地の招致合戦では毎回、多額のワイロが飛び交う。本来名誉職であるべきIOC会長職の手当ても異常に高額だ。五輪は今や金権まみれになっていると言っても過言ではない。


もっとダウンサイジングしていい、質素にやろう。IOCは一旦解散し規約も改正して出直すべき。開催地の持ち回りは止めて初心に帰り、毎回ギリシャのアテネで開催したらどうだろう。全国高校野球の甲子園球場のように。日本でも国体は各都道府県の順番制になっているが、開催県の見栄が出て選手起用、箱物建設などからして不明朗な弊害が出ているとも聞く。

オリンピックの精神はアマチュアリズムだったはず。それが1974年に五輪憲章からアマチュア条項を削ってプロ化してしまった。このあたりからますます変質がびどくなってしまったように思える。

今では各競技ごとに「世界大会」を行っている。それで十分ともいえるのはないか。酷暑に開催するなどと言い出しそれを制止もできないような五輪組織は要らない。

オリンピックは毎回、アテネで開きアテネをめざす古代オリンピアの理想にかえったらどうだろう。



【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする