ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

川崎登戸殺傷事件

2019年05月30日 | Weblog

川崎殺傷、新品の包丁で襲撃か 空き箱押収、購入先や時期捜査 (gooニュース)

 

小学児童ら19人が突然殺傷された事件、恐ろしく痛ましく無念でなりません。

私は先月久々に私用で登戸駅から小田急線を利用しました。事件はその付近で発生したもよう。明大生田校舎は旧陸軍登戸研究所の跡地。なにかと「登戸」の地名にはなじみがあります。

これを機会に警察官を大幅に増やし巡回を強化したらどうかという意見が聞かれます。それだけで果たして抑止力が発揮されるでしょうか。 51歳の犯人岩崎隆一容疑者は10年以上引きこもり状態だったという。丁度、目を通したばかりの『文藝春秋6月号に「中高年ひきこもり100万人の現実」(筑波大・斎藤環教授)の記事を思い浮かべました。社会参加できなかった「若者」の居場所が家の中か路上か。個人主義の欧米よりも儒教文化と家族主義の残るアジアの国にその現象がみられる。「hikikomori」の用語は日本発。2030年にはひきこもり長寿社会になる、などと予測しています。

就職氷河期、さらに不安定な雇用形態などの不運な社会環境、その状態の本質は形を変えて今も続いている。孤独感を持つ人たちと社会とのかかわり方に視点を置き解決を図るアプローチが求められていると思います。

警官増強より強力防護服開発を

物理的な防御策を考えるなら警官増強よりも、軽量の鎧(よろい)のような防護服の開発が有効な気がします。

今回の凶器は2本の刃渡り30センチの柳刃包丁だった。もしこれが銃社会だったら被害はさらに拡大したことでしょう。銃の規制はできている日本でも包丁の規制はむずかしい・・。

 


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