「東日本大震災で起きた東京電力福島第一原発の大事故では、原発の恐ろしさを目の当たりにした。当時は誰もがクリーンな自然エネルギーへの切り替えを切望し、政府は原発を徐々になくす方針をとると信じていた・・・(略)電力会社は再稼動を急ぎ、政府もそれを後押ししている・・(略)・・4月からの電力自由化で一般家庭でも電力会社を選べるようになる。価格面だけで選ぶのでなく、環境重視で納得できる会社を選びたい」大阪府の主婦、松下玲子さんのオピニオンです。(毎日新聞 3/1 「みんなの広場」欄)
まったく同じ気持ちです。
消費者としては電気料金は気になりますが、個人的な損得よりも私たちの社会環境にとってどのようなエネルギーが将来にプラスになるのかの視点を忘れずに選択したいと思います。
自然エネルギーの供給に向けて新しい無名の電力会社が、誠意努力を開始しました。まずは自然エネルギーの新会社に切り替える「パワーシフト宣言」をしてみました。
パワーシフトキャンペーンhttp://power-shift.org/
あまりにも急にたくさんの会社が名乗りを挙げて、どれを選んだらよいのか迷いますね。
地産地消の中之条電力(群馬県)のような形は理想の一つのように思えますが、まだ供給範囲はきわめて狭く、身近な契約対象にはなりえません。
反原発運動家の広瀬隆氏は、いち早く東京ガスを選ばれたようです。東京ガスは、東京電力ではなく東北電力と提携した。再稼動をしない東北電力であって欲しいとの「期待」を込めて応援する。まるでオバマ大統領にノーベル平和賞を早々に与えたような発想でしょうか。
電力自由化にどう対応していくか、ポポロの広場でも考えて行きたいと思います。
知っておくとメリット絶大電力・ガス自由化の話 | |
幻冬舎 |