ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

なぜか見てます 米TVドラマ 「Glee」

2012年08月29日 | 映画・芸能

4月からNHK ETV(毎週土曜22:55~)で始まったアメリカの高校青春ドラマ『Glee(グリー)』。気がつけば毎週見ています。GleeファンをGleek(グリーク)というらしいですが、連続で見ているということはわたしもすでにグリークなのかな。

舞台はオハイオ州の小さな町のマッキンリー高校。Gleeはグリークラブ(合唱部)のこと。グリー部員は校内では皆から落ちこぼれ扱い。予算も取れず廃部寸前。そんな苦境の中で奮戦するのが部活顧問の熱血教師、ウィル先生。物語の間には新旧の曲が入りミュージカル調のドラマ仕立てになっています。

マッキンリー高校では、アメリカンフットボール部とチアリーダー部が横綱格。最底辺に位置するのがグリー部。露骨にグリー部を負け組とさげすむのは、いかにも厳しい競争社会の反映とも感じられる。しかし面白いことにアメフト、チアの有力選手達が、いつしかグリー部を掛け持ちすることになって・・

車イスのギタリストも

出演キャラクターがそれぞれ個性があります。車イスのギター名手、アジア黄色系の女の子、太った黒人の子、ゲイの男子など、これまで余り主人公にはならなかったようなタイプの生徒が毎週、交代でメインになる。車イスが毎回登場するドラマはこの「グリー」くらいでしょう。

韓国ドラマ『冬のソナタ』では前編で韓国の高校生の様子が描かれていましたが、この『グリー』では現代の米国高校生の背景が面白い。それにしても性があまりに開放的で、不特定セックスや未婚妊娠も平然と扱われているところなど、正直とてもついて行けません。もちろんこれはドラマであって、すべてがアメリカ青年たちの現実のまる写しではないとは思う。かなりドラマ用に誇張されていると思いたい。ただ、むしろこれを見た日本の高校生たちが、この価値観を“直輸入”してしまわないかがちょっと心配になります。

すべてが自由なアメリカのようですが、絶えず戦争の渦中にある国であることも感じられる。ハンサムな好青年フィンは母子家庭。父親は湾岸戦争で亡くなった。体育会系の長身女性教師、スー先生は「パナマ侵攻では特殊部隊にいてシェパード犬を放っていた」と豪語する。戦争の影は時々セリフに現れている。

どうした?孤独なフィーリング♪

エンディング曲の「Don't stop believin 」は良い曲だと思います、歌詞も。ただ私には「Don't stop believin’ Hold on to that feelin'」の部分が「どうした?ビリでも?孤独なフィーリング」と聞こえてしまいます(笑)

にほんブログ村 雑感

 

悩むウィル教師、生徒達から元気もらう Glee - Don't stop believin

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする