ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

フリーター考

2008年03月21日 | 経済
高校を訪問すると掲示板に「ニート、フリーターにならないように」というコピーのポスターが貼られていた。
以前にも疑問を感じ書き留めたことがありました。

きょう「高校生の職業教育について」の集まりに参加しました。
驚いたことに、ここでも配布された文書に
「この事業は文科省、厚労省のニート、フリーター、不登校対策の一環・・」と。

ニートとフリーターは、同じように扱って良いものでしょうか。
たしかにどちらの増加傾向も社会問題ではありますが。

フリーターは、おおかたが産業界が構造的に創出した雇用の形です。
正社員数を厳格に抑えるからには、フリーターは必然的に産まれます。
社会保険等もそこそこに低賃金で、景気動向によってはクビを切りやすいようにした
不安定雇用。それは、まさに産業界のニーズでした。

一方、働く若者たちからの「本命目的の実現まで当面の職」としてアルバイト的なニーズの側面もありますが、それは全体としては少数だ。
フリーターも正規社員と同じ「働く仲間」の立派な一員、誇りをもってほしい
コメント
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