ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

キヤノンは正社員化、郵政公社は派遣職員

2007年03月25日 | 経済
キヤノンは2007、08年度の2年間に、国内のグループ19社の製造部門で働く計3500人の派遣社員や請負労働者を、正社員などの直接雇用に切り替える計画を明らかにした。(読売新聞)

キヤノンでは請負業者の労働者を、正社員の指揮下に入る派遣社員のように働かせる偽装請負で労働局からしばしば指導を受けていました。今回はこの問題の反省を踏まえての改善措置。実際、不安定雇用(派遣)を望む従業員はほとんどいないはず。本来の「派遣社員」の定義がいつの間にか拡大解釈され増加している傾向はよくないですね。

その一方で、郵便局に初の派遣労働者=人手確保にあの手この手-郵政公社
(時事通信社)のニュース。

日本郵政公社は、大量退職に伴う人手不足対策として、郵便局の窓口業務に派遣労働者を初めて活用する方針だという。派遣職員の活用を試験的に始めるという方策はキヤノンの逆を行っているように思う。もっともキヤノンの流れが本物になるとも思えない。「派遣社員」の問題は雇用形態の多様化で済まされないと思うのですが。。

余談ですが、Canon=「キヤノン」の「ヤ」は正式名では大文字なんですよね「キャノン」ではなく(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする