先週に初めて食することができたキントキダイの仲間のオキナワクルマダイPristigenys meyeri (Günther)です。。
クルマダイ属は日本に3種が分布していますが、そのうちの1種です。本種は体の模様が特徴的で、ほかの2種類と容易に区別できます。他の種類は体側に白色の横帯が数本入ります。
オキナワクルマダイの生息地は、やや深い岩礁域。そこから釣りによって漁獲されるので、このように眼が飛び出ている場合もあります。長崎の船が、やや南のほうで釣ったものだったので、このときは他にもハマダイ、シマアオダイなどの珍しい大型魚がたくさん水揚げされたそうです。
なかなか憎めない顔をしております。やっと出会うことができました、ユニークな魚です。
寿司(前回の記事を参照)、刺身で美味しくいただきました。家族にも評判は上々、とくに刺身。チカメキントキなどと同じ科の魚で、大型になり、味も良いものです。実際、味はどこかチカメキントキに似た感じか。なお、右がオキナワクルマダイ。左のものはトビハタです。