魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

エイラクブカ

2012年01月17日 20時32分54秒 | 魚紹介

愛媛県八幡浜の市場でエイラクブカHemitriakis japanica (Müller and Henle)が水揚げされていました。沖合底曳網により豊後水道南部で漁獲されました。写真に見える大きな「カマ」のようなものは、木箱にひっかけ、運ぶのに便利です。漁師の必需品です。

愛媛県八幡浜では小型のサメは重要食用対象種です。種類は主に白色斑があるホシザメと、白色斑がない2種、このエイラクブカとホシザメの3種が主に流通します。

大型のサメとしてはカスザメ類2種、メジロサメ類、シュモクザメ類などは練り製品の原料としての需要があります。

一方小型のサメは練製品原料というよりも寧ろ郷土料理「フカの湯ざらし」に使われることが多いです。このあたりのサメは特有のアンモニア臭も薄く美味しいものです。

写真のエイラクブカはシロザメに似ていますが、シロザメの歯は鋭くないのに対し本種ではメジロザメのような鋭い歯がならびます。性格は獰猛で小魚や甲殻類を捕食しますが、人を襲うことはありません。小型種で大きくても1mを超える程度です。

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