魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

フィリピン魚3.アミメフエダイ

2012年01月26日 19時57分43秒 | 魚紹介

本日のフィリピン魚は、フエダイ科のアミメフエダイLutjanus decussatus (Cuvier)です。

アミメフエダイは沖縄以南のサンゴ礁域に多く生息するフエダイの仲間で、愛媛などでの確認例もあります。

体は白っぽく、縦帯が入り、体側の上方には薄い横帯がはいるなど美しい魚です。

体側にはクロホシフエダイや、イッテンフエダイのような黒色斑はないものの、尾柄部には大きな暗色斑があります。ほか、ユウダチタルミは尾柄部の大きな暗色域があることで本種に似ていますが、目立つ縦帯がなく、暗色域は尾柄部の広域に及ぶなどの特徴があります。ユウダチタルミは、ニューギニアや、カロリン諸島、マーシャル諸島などで見られますがフィリピンにも生息するようです。

成魚はサンゴ礁域やその周辺に生息しており、幼魚は時に潮溜まりにも入っています。食性は肉食で、小魚や甲殻類などを捕食する、獰猛なハンターです。フエダイ科魚類としては小型で、普通は体長20cmほどです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする