goo blog サービス終了のお知らせ 

 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか / 岩井基雄

2012年04月06日 | Weblog
2012/4/6放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。今週から二週に渡ってイースター・スペシャルをお送りしています。特に今日はグッド・フライデーという金曜日で、この日にイエス・キリストが十字架にかかられたことを記念する日です。十字架の上でキリストが語られた七つのことばがあります。その中でも有名でしかし誤解されやすいのは次のことばではないでしょうか。

 さて、十二時から、全地が暗くなって、三時まで続いた。三時ごろ、イエスは大声で、「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」と叫ばれた。これは、「わが神、わが神。どうしてわたしをお見捨てになったのですか。」という意味である。
 新約聖書 マタイの福音書27章45節から47節

 昼の光をも飲み込んでしまうような暗闇が全地を包みました。キリストはその闇の深まりの中で「わが神、わが神。どうしてわたしをお見捨てになったのですか。」と叫ばれたのです。

 この叫びの意味が分からず、キリストは情けない姿をさらしたとか、キリストの十字架は失敗だったのだと考える学者も少なくありません。しかしこのことばは詩篇の22篇1節にあるイスラエルの王ダビデの祈りそのものでした。神から見捨てられたように感じる人々のうめきをキリストは人間の代表としても味わい尽くしてくださったです。またその祈りこそ本当にキリストが父なる神に完全に裁かれ見捨てられたことを表しています。キリストの十字架の苦しみは肉体的な苦しみ精神的な苦しみに加えて、神に全く捨てられるという霊的な苦しみが加わっていたからです。私たち、そしてあなたの罪の身代わりにキリストは神の裁きを完全に受けてくださいました。そこにこそ私たちの罪の赦しと神の深い愛があります。あなたの人生の・心の暗闇が、神様の愛の光・恵みの希望によって輝くためにキリストはそのすべての闇を引き受け、十字架であなたの罪の身代わりとして裁かれてくださったのです。これを信じ自分のこととして受けとめる者に神様の真の赦しと愛、そして希望に輝く歩みが用意されているのですね。

 あなたもこの本物の愛とそして生命に溢れる希望に生かされるものとされませんか? イエス・キリストはあなたのために神様に捨てられ、裁かれ、そしてあなたのためのいのちの道を開かれたからです。

   (PBA制作「世の光」2012.4.6放送でのお話しより)

******

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

******


 
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ■悔い改めて生きる / 福井... | トップ | ■キリストの受難を描いた版画... »