2021.11.2放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。ルカ福音書を順番に読んでいます。今週の箇所では、カペナウムという場所で「イエス様が神のことばを語られたとき悪霊が反応した。」ということが記されています。
悪霊とはダイモニアンということばです。その意味は「運命を分ける力」「人の力を超えた宿命」とも言える、自分の人生を諦めざるを得ないと思わせる力そのものです。実際に私たちには私たちの人生を宿命づけるような力が働いています。つまり、自分の人生を縛り付け、「もう、しようがないよね」と自分の人生を諦めさせようとする力が私たちの人生に働いていることがあるのです。
例えばこんなことばです。「これぐらいの学校には行かないと、あなたの人生はこうなっちゃうよ。」 あるいは、「これぐらいの収入を得ないと、さすがにね。」「結婚するなら、これぐらいの人と。」ということばは、自分の今置かれている人生を諦めるしかないと思わせてきます。また「貯金がこれぐらいないと老後は不安だ。だからもっとがんばらないと、あの人のようになっちゃうよ。」 私たちの人生を宿命づけ運命づけるようなことばを私たちは日常で実は頻繁に聞いているのです。あるいは自分でも自分に言ってしまっている。そして自分でそのことばに縛りつけられるのです。このようなことばを親から聞き、学校の先生から聞きます。そして「ああ、もう私の人生はだめなのかな。」と。
確かにいつも先生や専門家は平均値を出してきます。そこで出される数値は、私たちがギリギリのところにいることを指し示してきます。そして不安を煽ってくるのです。その平均値を出すことに何の意味があるんだろうかと思う平均点があります。誰かに呪いをかけようとしているんではないか、そういう平均点情報があります。そしてそれを聞くと「自分は世の中の平均点にも達していない」と落ち込むのです。
あなたは今日どんなことばに縛り付けられているでしょうか。しかしイエス様は「黙れ」と悪霊におっしゃいました。イエス様のことばは悪霊とは正反対のことばが語られます。イエス様はあなたを自由に解き放つことばをかけてくださるのです。
あなたは平均点なんかで操られるような人生ではありません。神様から愛された特別な特別な存在なのです。私たちはこの自由にする神のことばをもっともっと大切に聴いていきましょう。
( PBA制作「世の光」2021.11.2放送でのお話しより )
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