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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■神も愛していた / 福井 誠

2016年09月15日 | Weblog
2016/9/15放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「神も愛していた」です。それでは第一サムエル記20章17節から読んでみましょう。

 「ヨナタンは、もう一度ダビデに誓った。ヨナタンは自分を愛するほどに、ダビデを愛していたからである。

 先週もお話ししましたが、神は必ず苦難の中にあっても小さな逃げ道を備えられるお方ですね。神の善意を信じて物事に希望をもって進んでいかなければならないときもあるのです。ただそれは、必ずしもすっきりした気持ちでということではないですね。サウルにいのちを狙われた時にダビデはその心境を詩に残しています。少し読んでみましょう。

 「わが神。私を敵から救い出してください。私に立ち向かう者が届かぬほど、私を高く上げてください。・・・今や、彼らは私のいのちを取ろうと、待ち伏せています。力ある者どもが、私に襲いかかろうとしています。主よ。それは私のそむきの罪のためでもなく、私の罪のためでもありません。私には、咎がないのに、彼らは走り回り、身を構えているのです。どうか目をさまして、私を助けてください。どうか、見てください。」 (詩篇 59篇1 、3、4節)

 必死にすがりついているダビデを思わされる所ですねえ。

 けれども一方でダビデはこうも言っています。
 「私の力、あなたに、私はほめ歌を歌います。
   神は私のとりで、私の恵みの神であられます。
」(詩篇 59篇17節)

 ダビデは神の助けを確信しています。もちろんダビデはこのように祈ったからといって翌日には状況が全く変わった訳ではありません。実際にはダビデはますます追い詰められていくのです。ますます苦しくなっていくのです。けれどもダビデはそうした危機感にさらされながら、同時に神への望みを捨てずにいますね。

 大切なのは、神への信頼感を持ち続けることです。もうだめだと思ったら、それまでです。しかし神は私たち以上に誠実なお方です。神がダビデに与えてくださった支えは、サウルの息子ヨナタンの揺るがない友情でした。本来は有り得ない友情を神は与えてくださり、この時を耐え忍ばせてくださったのです。ですから主の助けを信じ、あともう一歩と自分に言い聞かせる粘り強い信仰を育てていきたいものですね。

(PBA制作「世の光」2016.9.15放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

 
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