2022/3/12放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。ルカ福音書を順番に読んでいます。
5章で、「深みに漕ぎ出して網を下ろしなさい。」とイエス様に言われ、そのことばに従ったペテロの網には破れそうになるほどの魚が入っていました。
するとペテロは、イエス様の足もとにひれ伏して、「『主よ。私のような者から離れてください。私は、罪深い人間ですから。』と言った」とあります。
イエス様のみわざに触れたとき、私たちは自分のことを誇ることなど出来ません。神様の圧倒的な神わざの前にひれ伏すより他ない心境になります。むしろ、自分の罪深さに気が付かされていくんです。
そのペテロにイエス様は「こわがらなくてよい。これから後、あなたは人間をとるようになるのです。」と言われました(ルカ5章10節参照)。「大丈夫だペテロ。私はあなたの罪深いことなど最初から知っている。でもわたしはそんなあなたとともに、私はこの国の魂の深みに漕ぎ出したいと願っているんだ。」
イエス様は「これから後(のち)だ」と仰いました。これまで私たちがどれだけの弱さを抱えていたとしても、「深みになんて漕ぎ出しません。」と言っていたとしても、「自分はそんな賜物がありませんから」と自分に自信がなかったとしても、イエス様は言ってくださるんです。「わたしがこれから後、あなたを人間をとる漁師として造り変える。」
私たちには「これから後」があるんです。まだまだ「これから後」がある。今うまくいっていないことがあったとしても、今、深みが怖くて前に進めなかったとしても。聖書のことばを信じてイエス様のことばに従えなかったとしても。今まだイエス様のことばを信頼し信仰を持てなかったとしても。洗礼に踏み出せなかったとしても、イエス様は「これから後」あなたを人間を捕る漁師にあなたを変えて下さる、と言うんです。
「これから後」あなたはあなたの人生の深みへと漕ぎ出していける。そしてあなたもまた誰かの人生の深みにイエス様とともに踏み出していけるんです。このイエス様のことばに期待して、自分の弱さに失望していたとしても、信じて歩んでいきましょう。ペテロが「ひれ伏した」とは礼拝したという意味です。神様を神様として生きたんです。あなたにも「これから後」ということばを信じるチャンスがある。あなたもイエス・キリストの救いを受けとっていただきたいと思います。
( PBA制作「世の光」 2022.3.12放送でのお話しより )
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