♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■負い目をお赦しください / 関根弘興

2017年03月13日 | Weblog
2017/3/13放送

世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
イエス・キリストはご自分と共に生活していた弟子たちに、どのように祈ったらいいのかを教えられました。教会では主の祈りとして毎週礼拝で祈られているものですが、この祈りの後半に、「私たちの負いめをお赦しください。私たちも、私たちに負いめのある人たちを赦しました。」(マタイ 6章12節)という祈りが書かれています。
 
 負い目とは負債のことですから、私たちの負債を赦してくださいという祈りなんですねえ。いや、私は誰からも負債など負っていない、と思う方もいらっしゃるかもしませんね。でも、考えたことありますか? 私たちは天の父なる神様にどれだけ大きな負債を負っていることでしょう。「日ごとのパンを与えてください」と祈りながら、与えられればまるで自分の力で得たかのように振る舞い、感謝もないということが多いのではないでしょうか。命を与えられ日々生かされていることをまるで当然のように思ってしまうことがあるかもしれません。そのように神様の恵みを忘れ、神様と自分の生活がまるで関係が無いかのように振る舞う姿を聖書では罪だと言ってるんですねえ。ですからこの箇所の文語訳(聖書)は「我らの罪を赦したまえ」と訳されているんです。

 聖書は「すべての人は罪を犯したのだ」と教えています。私たちはみんな神様に背を向け、神様を無視して自分の内面も人間関係においてもずれた状態にあるのだと教えるんです。神様に損害を与え、神様に多くの負債を背負っている存在だと聖書は教えているんですねえ。そして自分でその罪の負債を清算することなど到底できないんです。

 しかし聖書の素晴らしいメッセージは、イエス・キリストが私たちの負債をすべて背負って十字架についてくださり、その事によって私たちの負債は免除され、罪の赦しが与えられたんだと教えるんですねえ。私たちは、イエス様を救い主として信じ受け入れるだけで、罪の負債がなくなり罪の赦しを受けることができるんです。「負い目をお赦しください」と祈り、イエス様の十字架によって赦されてることを確信していくんです。そしてこのイエス様の圧倒的な赦しの中に生かされているからこそ、私たち一人ひとりが人を赦すことができる者と少しずつ変えられていくんです。

 (PBA制作「世の光」2017.3.13放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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