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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■十字架を担ぐイエス / 羽鳥頼和

2014年08月23日 | Weblog
2014/8/23放送

 世の光の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。今日は1枚の絵をご紹介したいと思います。その絵はヒエロニムス・ボスというルネサンス時代のネーデルランドの画家が描いた『十字架を担ぐイエス』という油絵です。その絵はちょっとグロテスクな感じがするのですが、私はこの絵は聖書が教えている真理をよく表していると思うのです。

 どんな絵でしょうか。画面いっぱいに20名ほどの人の顔ばかりがひしめきあっています。その群衆の顔は一様に騒がしく、野蛮な雰囲気を醸し出しています。そんな画面の真ん中に十字架を担いでるイエス様がいます。イエス様は目をつぶってうつむいています。そして人々のざわめきの中にもみくちゃにされながら死刑場へと向かっていくのです。イエス様の周りに、押し合いへしあい群れている人々の顔はとても醜いものです。イエス様の左にはイエス様をにらみつけののしっている男がおり、その横にはうすら笑いを浮かべる男がいます。この薄気味悪い笑いはイエス様を嘲っているのでしょう。イエス様の右には獣のように吠えている男がいます。彼の目は死人のようです。

 この絵には人の内面にある野蛮で醜く卑しい心が表現されています。それはその人たちの罪深さです。イエス様の十字架は人々の恐ろしい罪を明らかにしたのです。そしてイエス様は恐ろしいその罪の中にいます。そして黙って十字架を担いでいるのです。

 聖書はこのイエス様の十字架が現代の私たちにとって重要な出来事であることを教えてくれています。新約聖書のペテロの手紙第一 2章24節に、このようにあります。
 
 「(イエス・)キリストは・・・自分から十字架の上で、私たちの罪をその身に負われました。それは、私たちが罪を離れ、義のために生きるためです。

 イエス様は私たちが罪を離れて正しい生き方をすることができるように私たちの罪を全部背負って十字架にかかり身代わりに死んでくださったのです。イエス様の十字架は私たちを罪から救い出してくれるのです。

 明日は日曜日です。私たちに救いを与えてくださるイエス・キリストに会うためにぜひお近くのキリスト教会にいらしてください。

 (PBA制作「世の光」 2014.8.23放送でのお話より )
 
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が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

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東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

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