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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■主の祈り-33みこころの天になるごとく/大嶋重徳

2015年09月15日 | Weblog
2015/9/15放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。
 聖書にはイエス・キリストが私たちに教えてくださった主の祈りという祈りがあります。主の祈りには「御心の天になるごとく地にもなさせたまえ」ということばがあります。

 私は普段学生伝道をしています。時折、学生たちから恋愛の相談を受けることがあります。「大嶋さん。御心の人に出会ったんです。」 しかし、しばらくすると、「御心の人ではありませんでした。」と報告を受けます。そういうことを聞きながら、「それは御心じゃなくってあなたのお心だろ。」と思ったりもするのです。

 しかし私も学生時代に、ある一人の女性とおつき合いを始めるかどうかで悩み、お祈りをしました。そして聖書を開き読んでいると、「深みにこぎ出して網を降ろせ。」という聖書のことばに出会ったのです。そしてイエス様のことばの通りに深みにこぎ出して網を降ろした弟子たちには魚が大量に獲れたという箇所でした。深み? ・・・ 俺と彼女のことか? 網を降ろす? ・・・おつき合いを始めるということか? 魚が取れる? ・・・ このつき合いは祝福されると言うことか? しかし2年後、「重ちゃんの愛が分からない。」と彼女に言われておつき合いは終わりました。その時私が神様に祈った祈りは、「神様、みことばをくださったじゃないですか。御心だったんじゃないですか!」という怒りのような祈りでした。しかし今思うのは、彼女とおつき合いしたのも御心、別れたのも御心だったと思います。そのおつき合いの中で自分がどれだけ愛のない者なのかを知らされ、彼女との別れの中で「神様。愛するとはどういうことですか?」と神様に愛することを尋ね求めたことも御心だったと思います。

 時折、神の御心を知るために「神様。あなたのみことばをください。という祈りをします。その祈りは誠実なものであると思いますが、同時にその祈りのどこかに自分がしたいと思っていることの駄目押しになるようなみことばが欲しいと、まるでみことばを自分の願いの保険のように扱っていることはないでしょうか。

 御心とは英語ではウィル Will  神の意志、神の思いという意味です。つまり、自分の思いをはるかに超えた神様の願いが自分に実現するようにということを願うのです。この祈りを祈るとき、自分の思いをはるかに超えた神様の最善が自分にも必ず起こるのだと信じる信仰が養われていくのです。

  ( PBA制作「世の光」2015.9.15放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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このサイトは URL名として  http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。





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