世の光の時間です。 いかがお過ごしですか? 原田憲夫です。
マルコの福音書1章という所にツァラートという伝染性の病気に冒された人のことが出てきます。
イエス・キリストの時代、ツァラートに冒された人には絶対に破ってはならない掟がありました。 道で通行人を見かければ、自分は病気だ!、と叫んでその人が自分に近付かないようにしなければなりませんでした。
ところがこの人は今、その掟を破ったのです。 自分からキリストに近付き、そして跪(ひざまず)いて願ったのです。 「主よ、あなたのお心で私をきよくしてください。」(1章40節参照) それは命がけの叫びでした。 この人はどんなにあがいても自分で自分の境遇を変えることができないことをよく分かっていました。 しかし、だからこそキリストに近付いたのです。 キリストには自分を変える力がある、そう信じたのです。
ともすると私たちは自分でどうにもできない境遇の中で、自分に絶望し、やけになりやすいものです。 けれども、望みを持つ、これはどんなに私たちに必要なことでしょうか。 今日、あなたに必要なのは、この命がけの叫びではないでしょうか。 キリストはこの命がけの叫びに答えられます。 「わたしの心だ。きよくなれ。」(1章41節)
「わたしの心だ」とは「わたしは望んでいます」ということです。 キリストは自分の境遇に絶望し孤独であったこの人に、深いあわれみの心を示されました。 そして誰も触れてはいけなかったこの人にキリストは御自分から手を伸ばし触れたのです。 命がけの叫びにキリストもまた掟を破ったのです。 この人の病はきよくされました。 晴れて社会に復帰できる身となったのです。
今もキリストは自分の境遇に絶望する者たちに、そのお心を重ねてくださいます。 いやそれ以上に、私たちの罪や汚れの一切を引き受けて十字架の上で御自分の命に代えてきよくしてくださるのです。 あなたは今日、あのツァラトに冒された人と同じように絶望的で孤独で切羽詰まった状況に置かれてはいないでしょうか。 そうであれば、救い主キリストに叫んでください。 「主よ、あなたのお心で私をきよくしてください。」 キリストは必ずあなたを助けてくださいます。
( PBA制作「世の光」2008.12.27放送でのお話しより )
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