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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■存在の価値 / 関根弘興

2023年09月21日 | Weblog

2023/7/6放送

 「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
 今週はイエス・キリストがお語りになった例え話からご一緒に人生を考えています。

 ルカの福音書15章に書かれているお話を今しています。迷子になった羊を、そしてまた失くしてしまった銀貨を、懸命に捜し出す羊飼いの姿、また女性の姿が出てきましたね。それはあなたを捜し出して救いに導こうと働かれるイエス・キリストの姿を例えているということを昨日はお話しました。

 今日はもう一つ、この二つの例えの中で驚くべきことを見ていきたいのです。それは一匹の羊、そしてまた一枚の銀貨が見つかった時、捜し出した持ち主が異常なまでに大喜びする姿があるからです。

 もし皆さんが百万円を失くして見つかったらこれは大喜びするでしょう。見つけた喜びというものは失くしてしまったものの価値に比例するからです。でもこの例えでは羊一匹ですし、銀貨一枚です。友人や近所の人を集めて大喜びするほどの価値があるとは思えませんね。しかしこの羊一匹、銀貨一枚が、持ち主にとっては大喜びするほどの価値のあるものだというわけです。

 前回お話をしたように、迷子の羊や失くした銀貨は、私たち一人ひとりのことを例えて表しています。そして持ち主は神様ご自身。つまり私たち一人一人は、神様にとって大きなそして大切な価値あるものなんだ。失われてしまうなら懸命に捜して、見つかったら大喜びをする存在なのだ、と教えているわけです。
  
 羊の一匹や銀貨の一枚を失くしたからといってどうってことはない、と聖書の神様は決しておっしゃらないんですねえ。神様は、あなたという存在、一人ひとりを、かけがえのない失われてはいけない大切な存在として見ていてくださるのです。誰一人として、決して迷子のままであったり、本来の場所から埋もれたままであってはならない、と神様は見ていてくださいます。

 旧約聖書イザヤ43章4節には
  「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」
 と書かれています。

 あなたはこんなふうに自分自身を考えたことがありますか? いやあ、自分なんかいてもいなくても変わらない、自分には大した価値がない、と思っていませんか?

 しかし神様は、「あなたは高価で尊い」と語り続けているのです。ですからあなたは迷子のままで失われてしまう存在であってはいけないのです。「失われた人を捜して救うために来た」と言われるイエス様がいてくださることを、決して忘れないでくださいね。


 ( PBA制作「世の光」 2023.7.6放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 

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