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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■私を大いに祝福 / 福井 誠

2023年03月04日 | Weblog

2022/9/3放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井誠です。「継続は力なり」 日々聖書を手に取り心の糧とするなら、不思議にも自然に養われてくるものがあります。
今日も聖書を開いてまいりましょう。今日は、歴代誌第一4章10節から「私を大いに祝福し」と題してお話しをします。

 「ヤベツはイスラエルの神に呼び求めて言った。『私を大いに祝福し、私の地境を広げてくださいますように。御手が私とともにあってわざわいから遠ざけ、私が痛みを覚えることのないようにしてください。』神は彼の願った事をかなえられた。」

 私はYouTubeでも歴代誌についてお話しをしています。旧約聖書の歴代誌に興味のある方はそのYouTubeをご覧ください。そしてぜひ近くのキリスト教会へ行って、教会の牧師からお話しを聞いていただきたいと思います。ラジオで語られる以上に、皆さんの必要にぴったりのお話を聞くことができると思います。

 そこで今日は4章ですが、この章は2章から始まったユダ部族の歴史の補足となっているところです。とは言っても、読み慣れないカタカナ名がごちゃごちゃ並んでいて、分かりにくいと思う方は多いものでしょう。

 そこで歴代誌のこの系図については、著者が加える短い注釈的なエピソードに注目することが、初心者の読者にとっては分かりやすいと思います。つまり4章ではヤベツと呼ばれる人についての注釈に注目するのです。

 それは、祈りによって自分の人生を逆転していく人の物語です。なぜこんな注釈が系図に加えられるのか。考えてみると、この歴代誌の読者はバビロン捕囚から帰ってきた人々で、エルサレム再建に苦労し、その努力に限界を感じていた人々でした。

 つまり歴代誌は、そのような読者を励ます目的をもって書かれていますから、ヤベツの人生逆転の祈りのエピソードは実に重要だったのです。そしてさらに重要なのは、彼らがこの箇所を礼拝の中で読んでヤベツの祈りを礼拝の祈りとしたことです。

 もし、あなたに人生逆転の必要があるとしたら、まさに教会へ行って、ともにこのことばを味わい、ともに祈りを捧げたいところではないでしょうか。

 では、今日も良き一日となるように祈ります。

 

    ( PBA制作「世の光」 2022.9.3放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 

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