♪ラジオ放送・文字版「世の光」

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「世の光」を文字で 

■誰よりも愛していた / 福井 誠

2018年09月05日 | Weblog
2018/8/1放送


世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「誰よりも愛していた」です。 創世記37章3節から読んでみましょう。
イスラエルは、息子たちのだれよりもヨセフを愛していた。ヨセフが年寄り子だったからである。それで彼はヨセフに、あや織りの長服を作ってやっていた。
                 (新改訳2017)

 今日の箇所はアブラハムの孫ヤコブのお話です。聖書ではイスラエルとも呼ばれるヤコブには子どもが12人いました。ヤコブはその中で末息子のヨセフをことさらかわいがりました。あや織りの長服は当時は長男が着けられるもの。明らかに兄弟間を差別するような育て方をしていたのです。しかもヨセフはどうも憎らしい性格です。兄の悪い噂を告げ口し、空気も読めずに何でも話す子だったようですねえ。そんなこんなで兄弟関係も家族関係も壊れていったのがヤコブの家族でした。

 そんなある日、事件が起きます。起こるべくして起こったものですね。ヨセフが羊を飼っている兄たちを尋ねた時、ヨセフをよく思っていなかった兄たちに殺されそうになるのです。ヨセフは父親の熱い露骨な愛を受けましたが、兄弟からは憎まれ、あからさまに敵意を向けられ、殺されそうになり、最終的には奴隷と売り飛ばされてしまいました。それはどんなにつらい経験であったことでしょう。

 しかしそれから20年後、ヨセフはエジプトの大臣となって兄弟たちと再会します。それは実に不思議な再会でした。パレスチナにおこった天災の飢饉によって家族は再会するように導かれるのです。ヨセフは兄弟たちを冷たくあしらうこともできたのですが、長い月日がヨセフの心を成熟させ、自身に起こったことを神様の視点から考え直す力をつけさせていました。再会した兄弟にヨセフが語ったのは、「あなたがたは私に悪を謀りましたが、神はそれを、良いことのための計らいとしてくださいました。」(創世記50章20節)でした。

 私たちは自分の身に起こった不幸を悪としてしか考えられないことがあります。しかしこの世界を支配する神を認めるときに、自分の身に起こった不幸を別の視点から考えることができるようになります。人生を生き抜くのに必要なのは、多くの幸いではなく、神様が与えてくださる多くの柔軟な発想であることを覚えていきたいものです。

(PBA制作「世の光」2018.8.1放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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