♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■求め、捜し、たたけ / 関根弘興

2017年10月20日 | Weblog
2017/9/15放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
 
  今日は最初にイエス・キリストが語られたことばを紹介いたしましょう。
 ルカの福音書11章9節と10節
 「求めなさい。そうすれば与えられます。捜しなさい。そうすれば見つかります。たたきなさい。そうすれば開かれます。だれであっても、求める者は受け、捜す者は見つけ出し、たたく者には開かれます。

 この、「求めなさい」、「探しなさい」、「たたきなさい」、ということばは「求め続けなさい」、「探し続けなさい」、「たたき続けなさい」という継続を示すことばなんです。一度で諦めずに継続的に執拗に祈り続けることが大切だと言うんですね。

 しかし私たちは祈り続けることをやめてしまうことがよくあるものです。その理由の一つは、神様は現実の生活に関わりのない方だと思ってしまうことがあるからなんです。神様が実際の私の生活と関わりが無いと考えたら、神様に祈り求めようとはしませんね。神様に祈るのは特別な時だけで、あとの普段の生活には関係ありません、となってしまうからです。

 また神様にお祈りすることは高尚なことなので日常生活のささいなことまで祈るものではないと考えている人もいます。でもイエス様は「日ごとの糧を今日も与えてください」と祈れ、と教えられました。神様は私たちの具体的な生活の中で御わざを行なってくださる方でもあるんです。

 またある方は神様の力を過小評価しているということもあります。私たちは時々、神様を自分の小さな小さな理性という箱の中に閉じ込めてしまうのです。そして神様だって無理ですよ、神様だってこの問題は解決できないでしょう、と勝手に決めつけてしまうことがあります。


 私は牧師をしていて何度もそんなことはもう無理だと思わされる出来事に遭遇しました。そして失望し諦めてしまうこともあったのです。しかし聖書の神様は、全知全能なる神様です。私たちにとって、不可能だ、と思えることでも神様の目から見れば問題の数ではありません。だからイエス様は、「求め続けなさい。探し続けなさい。たたき続けなさい。そうすれば見出し、開き、与えられるんですよ。」と語られました。祈り続けることができること、それは何と大きな恵みでしょうね。

 (PBA制作「世の光」2017.9.15放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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