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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■泣く者とともに泣きなさい / 羽鳥頼和

2011年12月10日 | Weblog
2011/12/10放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 羽鳥頼和です。

 私が高校生の頃だったと思います。教会で見た忘れられない光景があります。礼拝が終わって誰もいなくなった会堂に二人の御婦人が残っていました。二人は泣いていました。一人の方が初めての赤ちゃんを流産してしまったのです。二人は何も語らず、しばらく泣いていました。この光景を見て私はローマ人への手紙12章15節のみことばを思いました。「喜ぶ者といっしょに喜び、泣く者といっしょに泣きなさい。

 このみことばが記されているローマ人への手紙12章は、クリスチャンが喜んで神様に仕えること、そして神様に仕えることとして良い行いをすることを勧めています。その良い行いの一つが、「喜ぶ者と一緒に喜び、泣く者と一緒に泣く」ことなのです。一緒に泣くというのは愛がなければできないと思います。

 あの御婦人は泣いている御婦人と一緒にいました。愛は愛する人と一緒にいようとするのです。そしてご婦人は一緒に泣いていました。一緒に泣くためには、その人の悲しみの心を理解しなければなりません。愛とは愛する人と一緒にいて心の思いも一緒になろうとするのです。

 聖書を見ると、イエス・キリストは悲しんでいる人・困っている人の所に生き、その人の悲しみ悩みを理解し、その人に救いを与えられました。イエス・キリストは本当に人を愛することをなさいました。

 改めて自分のことを思うとき、人のことを思い遣ることがなかなかできない自分が人を愛するのは難しいと思います。確かに私たちはイエス様のように人を愛することはできません。

 しかしイエス・キリストの愛が私たちに与えられた時、私たちも人を本当に愛することができるのです。エペソ人への手紙2章10節にこうあります。「私たちは神の作品であって、良い行ないをするためにキリスト・イエスにあって造られたのです。神は、私たちが良い行ないに歩むように、その良い行ないをもあらかじめ備えてくださったのです。

 今の世に必要なのは愛です。人と人とが互いに愛しあうことです。しかし人は自分の力では人を本当に愛することはできません。キリストの愛によって本当に愛することができるのです。

 明日は日曜日です。このキリストの愛を受けるためにぜひお近くのキリスト教会へいらしてください。

  ( PBA制作「世の光」2011.12.10放送でのお話より )

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東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

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