世の光の時間です。 いかがお過ごしですか。 板倉邦雄です。
今日も「能力をもちいる-その2」という題でお話ししましょう。
私たちの能力というものは持って生まれた能力と後から与えられていく能力というものがあるもようです。
前者は知力・体力・気力の三つでしょうか。 後者は発明王エジソンが言っていますように、天才は1パーセントの霊感と99パーセントの努力である。そして両方とも神様によって与えられる能力です。
さて、ダニエルは神様から与えられた能力を神様と人々のために用いました。 そして神様の素晴らしさを現わしたのです。旧約聖書のダニエル書の続きです。
さてダニエルと三人の友人には危険が迫っていました。 ダニエルだけではありません。 バビロン中の有識者たちに死刑が迫っていましたね。 ダニエルは王様から時間をいただき、王様の夢とその意味を神様に祈って神様から教えていただきました。 さっそくダニエルはバビロンの知者たちを死刑にするように命じられたアリヨクに会い、こう言いました。「彼らを殺してはなりません。さあ陛下の所に案内してください。陛下の知りたがっておられることをお教えましょう。」 アリヨクは急いでダニエルを王様のもとへ案内してこう申しました。 「ユダヤ人の捕虜の中に、陛下の夢を解き明かせる者を見つけました。」 王様はダニエルを見て「何、本当か。余の夢を解き明かせると申すのだな。」と問いかけました。 ダニエルは答えました。「知者も占星学者も呪法師もどんな天才でもそのようなことはできません。しかし隠されていることを明らかにしてくださる神様が陛下が御覧になった夢の中で将来どのようなことが起こるかをお示しになったのですよ。」
能力の用いられると人はやはり神様の前でも人の前でも謙遜な人ではないでしょうか。 ダニエルが夢を解き明かす能力が与えられたのも彼が謙遜な人だったからではないでしょうかね。 水は高い所から低い所に流れると言います。 そこに電力が生まれますよね。 天の神様の力と恵みも心のへりくだった人々に現わされていくのではないでしょうか。
聖書のことばです。 「みな互いに謙遜を身に着けなさい。神は高ぶる者を退け、へりくだる者に恵みをたもうからである。」
ペテロの手紙第一 5章5節
( PBA制作「世の光」2009.5.20放送でのお話より )
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