2025/5/19放送
「世の光」の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。
今週は新約聖書へブル人への手紙からお話ししようと思います。今日は8章からお話しします。
キリストは今どこにおられるのでしょうか? へブル書の8章には、この方は天におられ、まことの幕屋で仕えておられる、と教えられています。
このことは地上で生きている私たちには何の関係もないように思いますが、実は、神が私たちを救ってくださることと、とても関係があることなのです。
キリストがおられる「天」とは神のおられるところであり、そこにある「幕屋」とは、神を礼拝するところです。地上にも幕屋があります。聖書は、地上の幕屋は天の幕屋の「影」であると教えています。つまり天の幕屋が実物で、地上の幕屋は実物の影なのです。
地上の幕屋は神が作るように命じられたものです。地上の幕屋でも神を礼拝することができ、神はその礼拝を喜んでくださるのです。そして今はキリスト教会が神を礼拝するところなのです。
天におられるキリストは今、神にささげる礼拝を取り仕切っておられるのです。
さらにへブル書の8章は、キリストは新しい契約の仲介者であると教えています。聖書で「契約」とは、神が人と結んでくださる約束です。それは人が神との信頼関係を持つことができるという約束です。
ところが初めの契約を結んだとき、人がそれを一方的に破ってしまったために神は新たに新しい契約を結んでくださったのです。そしてキリストがその新しい契約の仲介者であるというのです。
この新しい契約は私たちにも与えられています。キリストは「新しい契約」によって私たちが神と信頼関係を永遠に堅く保ち続けることができるようにしてくださったのです。
キリストがどのように新しい契約を結んでくださったのか、明日そのことをお話しします。ぜひ明日もお聴きください。
( PBA制作「世の光」 2025.5.19放送でのお話しより )
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