ふうるふうる・たらのあんなことこんなこと

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「14歳からの原発問題」2/4

2013-03-17 08:46:16 | 原発

中浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 昨日から、経済産業省が中長期のエネルギー政策指針「エネルギー基本計画」策定の議論を再開したけど、これ、基本方針が“原発の活用を重視する”。
 “とにかく原発ありき”ってさ、どれだけこりないんだ。私は原発全廃に賛成。

 さて、「14歳からの原発問題」(雨宮処凛(あまみやかりん) 河出書房新社 2011年9月30日初版発行)紹介の続きです。

●第2章  原発の中ではなにが起きている? ――元・原発労働者Aさんに聞く 
  Aさんが主に担当していた仕事は定期検査。
 「原発って」13ヶ月ごとに1回止めて、点検しなくちゃいけないんですよ、中を開けて。その時に、いっしょに燃料集合体の交換とかもするんですね。あと、炉心の水にカメラを入れて中を見たりする。私はその作業の放射線管理をやっていたんですよ」
 現場の様子を知らない素人でも、「ものすごく危険な仕事」ということはわかる。
(原子炉の蓋を開けるとものすごい放射線の蒸気が充満する。そんなオペレーティングフロアに、全身を防護服とマスクで覆って突入する)
 オペレーティングフロアに入って真っ先にやることは、とにかく雑巾がけだ。人海戦術で放射能を拭き取るのである。
  「キムタオルっていう使い捨ての紙雑巾とか化学雑巾とかで拭きまくるんです。あと、建家の中は基本的に養生シートが全面に貼ってあるので、それを剥いで交換する。それもゆっくりやらないと、放射能まみれのダストがバーッと散る。はっきり言って、ものすごく原始的です」

 25年前に事故があったチェルノブイリでは、今も多くの人が事故の処理を続けている。「原発」は、廃炉にするにしてもその後の処理をするにしても、必ず多くの「被爆要員」を必要とするのだ。


 原発は、建てるときも、稼働しているときも、廃炉にするときも、廃炉にしてからも、必ず被爆する人がいるそうです。すぐに健康被害が出る量じゃないかもしれないが、でもそんな危険な原発なんて、いらない。