ふうるふうる・たらのあんなことこんなこと

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日常のあれやこれや記事です。

温度差……

2012-03-12 16:02:24 | 原発

中浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 先日友人が、東京の大学に入学した子どもの住まいを決めるために、山陰地方から上京しました。
 会えて話せたとき、福島原発事故のことはほとんど知らないし興味がないと言っていました。彼の仕事と密接に関連している工場が茨城県にあるんですが。
 予想していたとはいえ、こちらとの温度差に、かなり“うーん……”でした。
 原発事故現場が「自分の子どもが生活する場」に近くなったことをきっかけに、意識にのぼるようになってくれればありがたいなあ。
 昨日(11日)に野田首相が、定期検査中の原発再稼働に関する地元への対応について、先頭に立って再稼働を進める旨の発言をしているし、やっぱり原発関連については発信し続けます。原発は危険なんだよと。

 ↓ 最近心にとまった原発事故関連の「ことば」
【東京新聞から】
一年がたち、もうボランティアはいらなくなったと誤解されがち。でも、実は需要は増えている。むしろ今後は生活再建に向け、もっと人手が必要になるんです。(私設復興支援団体「侍」 3/11)
*ボランティアセンターで「もう需要はない」と言われても、家々を回って“ご用聞き”をすると事情は異なる。個人の住宅の修理等では重機を入れることができない手作業の力仕事であるうえ、行政からの資金的支援がない。

原子力を扱う人間にストレステストを課さなきゃだめです。スペースシャトルの乗組員は、想定外の状況で抜き打ちのトレーニングを受ける。今度何かが起きたとき、今の原子力技術のトップたちはまた何もできないだろう。一年たって強調しておきたいのは、「人間」の問題は何も解決していないということです。内閣審議官 下村健一 3/11)
*福島原発事故のとき首相官邸で、管首相、原子力安全委員長(斑目春樹)、原発専門家たちの言動を受けつつ対処したことを踏まえての発言。

★(テレビ記者時代にチェルノブイリ原発事故の現場などを取材されています。原発についてどのように考えていたのですか)
 今回の事故が起きるまでは、原発にかかわる技術者たちのレベルがあんなに低いとは思っていなかった。考え方は僕とは違うが、ちゃんとした人たちだと思っていた。いわゆる「原子力ムラ」の全貌が浮かび上がった。魑魅魍魎の怪しい光景が見えた。
原子力ムラの人たちにも科学技術を追求する部分はあると思っていたが、そうではなく、自分自身のために動いているのが実態だったと受け止めている。
(今回の事故の責任は、どこにあると思いますか。)
 原子力の平和利用を展開してきたシステムそのものがいちばんいけないと思う。原子力産業は、作業員の被爆なしでは成り立たない。構造的に不幸を生み出す仕組みを内包している。秋山豊寛 日本人初の宇宙飛行士 3/9)
*TBS在社中に旧ソ連の宇宙船ソユーズと宇宙ステーション・ミールに搭乗。その後退社して福島で有機農業を15年にわたって続けるが、福島原発事故によって避難生活を余儀なくされ、福島で農業を続けることを断念した。